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04 冨吉 愛子

神奈川県横浜市にある人気トリミングサロン「TAROIMO for PRIVATE」店長。 トリミング専門学校卒業後に「DOGサロン タロイモ」に入社。2015年、姉妹店であるプライベートサロン「TAROIMO for PRIVATE」の開店に伴い、店長に就任。
「第10回全国トリミング・家庭犬訓練競技会」のデザインカット部門でチャンピオンを獲得したほか、国内外のトリミングセミナーで講師を務めるなど幅広く活躍している。

04 小山 恵美

神奈川県横浜市にある人気トリミングサロン「TAROIMO for PRIVATE」のトリマー。
トリミング専門学校卒業後に複数のトリミングサロンで経験を積み、2014年にDOGサロン タロイモに入社。現在は、冨吉さんと共にTAROIMO for PRIVATEで、飼い主様の期待に応え続けている。
2019年3月におこなわれた第38回2019トリミング競技大会において優秀技術賞を受賞するなど、ハイレベルなトリミングスキルに定評がある。

冨吉 愛子さん (TAROIMO for PRIVATE)インタビュー

トリマーを目指したきっかけを教えてください。

幼い頃から犬が大好きで、散歩している犬を見かけるたびに近寄って触らせてもらうほどでした(笑)。そのため、将来は犬と関わる仕事に就きたいと思っていました。小学生の頃、テレビ番組でトリマーという職業を知り、大好きな犬と毎日触れ合えるのは私にとって天職だと思い、トリマーになることを決意しました。
専門学校卒業後は、オーナーである山本の人柄に惹かれてDOGサロン タロイモに入社し、今年で16年目になります。

トリマーを辞めようと思ったことがあるそうですね

専門学校に通い始めた頃にリウマチを患い、それ以来体調が悪いと、自分のこともままならない状態になってしまいます。 持病を抱えながらも、タロイモに就職できたのですが、体調が悪い時にほかのスタッフに迷惑をかけてしまうこともあり、「辞めたほうがいいのかな」と悩んだこともありました。そんな時、 オーナーから「カットするだけがタロイモのスタッフじゃない。あなたの居場所はここにある」と言われたことで、気持ちが吹っ切れました。 今は持病とうまく付き合いながら、自分ができることには精一杯取り組み、毎日楽しく仕事をしています。

スキルアップするうえで大切なことは何だと思いますか?

淡々と仕事をこなすのではなく、さまざまなことを意識しながら、トリミングすることが大事だと思います。私は、自分がどのようなトリマーになりたいのかを思い描いて、トリミングコンテストなどさまざまなことに挑戦してきたのですが、若手のトリマーの皆さんも、「意識を持って仕事をおこなうこと」が大切だと思います。

今後の目標を教えてください

できる限り長く、トリマーとして活躍したいと思っています。個人的な成長ももちろんですが、社内勉強会やセミナーに参加して内容をアウトプットしつつ、スタッフ同士でディスカッションするなど、共に働くスタッフも一緒にスキルアップをして、よりよいお店を作っていくことを目指しています。 また、トリマーの社会的な地位向上に貢献できるように、私たちができること実行していきたいと思っています。

小山 恵美さん(TAROIMO for PRIVATE)インタビュー

タロイモに入社したきっかけは何ですか?

子どもの頃からプードルが大好きで、現在も自宅で3頭飼っているのですが、プードルの全てがかわいくて仕方がないんです(笑)。タロイモはプードルの飼い主様が多く、また、私自身ドッグショーに興味があり、オーナーの山本がドッグショーに精通していることから、こちらでお世話になろうと決めました。

コンテストに出場されているそうですね

挑戦することが成長につながると思うので、初心にかえってプードルのケネル&ラム・クリップを1から学び直し、トリミングコンテストに挑戦しています。
本や資料で勉強するだけでなく、閉店後にオーナーからアドバイスをいただきながら、カットの練習をさせてもらえるなど、ありがたいことに勉強できる環境に恵まれています。そういう日々の積み重ねが結果に結びつくと思うので、オーナーにはとても感謝しています。

乗馬が趣味だとお聞きしましたが

6年ほど前に競馬場に行った際に、馬の躍動感に鳥肌が立つくらい感動したんです。そこで、「私も馬に乗ってみたい」と思い、すぐに乗馬クラブに入会しました (笑)。それ以来、乗馬を趣味にしています。
馬は、力でコントロールできる動物ではなく、乗り手が馬の気持ちを察し馬に協力してもらわないと思い通りに動いてくれません。それくらい繊細な動物なので、自在に乗りこなせるようになったときの達成感はひとしおです。そこが乗馬の魅力で、人馬一体を感じた時は、とても癒された気持ちになります。 動物の気持ちを考えるという意味では、トリミングでも共通のことだと思うので、趣味の乗馬も仕事にも活かされていると思います。

今後の目標を教えてください

トリマーとしてさらなる高みを目指したいので、今後もコンテストや競技会に挑戦しつづけていきます。また、ゆくゆくはオーナーのドッグショーをサポートしながら、いつの日か自分もドッグショーに出られるように、邁進していきたいと思っています。

おふたりにインタビュー

最後に、お二人に質問です。
trimや動画サイトgroomers channelに期待していることがあれば教えてください

小山さん: trimを毎号拝見して、勉強しています。写真が多く、説明も分かりやすいので、自分の勉強したいジャンルのページは熟読しています。今後も“トリマーの教科書”として、分かりやすい誌面づくりを期待しています。

冨吉さん: セミナーと連動した企画や、動画で繰り返し見ることができるのもスキルアップには大切だと思います。今後は、カットのことだけでなく、トリマーとして欠かせない知識を、雑誌や動画で幅広く得られるように期待したいです。