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- 編著:大野耕一
- 仕様:B5判/並製/408頁
- 定価:18,700円(税込)
- 著者:大野耕一、木之下怜平、倉茂晃子、坪井誠也、中川泰輔、中村篤史、服部 幸、横山 望、若槻あゆみ(五十音順)
代表的な消化器疾患を5つの初期徴候ごとにまとめ、症例のストーリーを追いながら、診療上のポイントを解説!
エキスパートがいつ、何を、どのように考えて診療を進めているのかをリアルに理解することができます。
これから消化器疾患を学びたい先生や、消化器疾患の診療に不安がある先生の、疑問を解決して自信を持って診療を進められる指針となる1冊です。
臨床経験の浅い獣医師でも分かるよう、
さまざまな工夫を凝らした
充実の紙面!
- 「ここがポイント !」
- 診療上の注意点やチェックポイントを分かりやすくまとめています!
臨床時の疑問をクリアにできます。
- Column
- 検査の際の注意点や、同じ疾患の異なる症状・所見など、知っておきたい情報が満載!知識をさらに深めることができます。
- 診断と治療のエッセンス
- その疾患の診断・治療について押さえておきたい基礎知識を解説!より的確な診療を行うためのポイントが分かります。
一次診療で実施できる検査(手技)と内科治療の考え方を網羅!
- 問診・身体検査
- 主な消化器徴候に対する問診・身体検査の
ポイントと鑑別疾患を表にまとめて掲載!
クイックリファレンスとして活用できます。
- 薬剤一覧
- 本書で使用された主な薬物の用量・用法などを一覧表にして掲載!
禁忌・副作用などの注意点も分かります。
- 画像検査
- 消化管疾患の診断に重要なX線検査と超音波検査を中心に解説!単純X線検査では、食道、胃、小腸、大腸の評価のポイントを解説。超音波検査も各領域の走査方法と正常像、異常所見を解説しています。
CONTENTS
- 第1章 一次診療の必須テクニック
- 1.検査に入る前に
- 2.問診・身体検査
- 3.糞便検査
- 4.血液検査
- 5.画像検査
- 6.内視鏡テクニックと栄養チューブの設置
- 7.貯留液検査と消化管 FNA/細胞診
- 8.必須手術手技
- 9.一般的な内科療法
- 第2章 代表的な疾患のケーススタディ
- 1.吐出
- ケース1 難治性食道狭窄の犬
- ケース2 特発性巨大食道症の犬
- ケース3 食道裂孔ヘルニアの猫
- ケース4 食道内異物の犬
- 2.嘔吐・食欲不振
- ケース5 毛球症と急性胃炎の猫
- ケース6 ヘリコバクター感染をともなった慢性胃炎の犬
- ケース7 胃内異物の犬
- ケース8 小腸内異物の猫
- ケース9 犬の線状異物
- ケース10 胃腺癌の犬
- ケース11 猫の消化管好酸球性硬化性線維増殖症
- ケース12 胃拡張捻転症候群の犬
- ケース13 胃のびらん・潰瘍を認めた猫
- 3.小腸性下痢・体重減少
- ケース14 好酸球性腸炎を合併した膵外分泌不全の犬
- ケース15 炎症性腸疾患(IBD)の犬
- ケース16 犬のジアルジア感染症の一例
- ケース17 大細胞性消化器型リンパ腫の犬
- ケース18 小細胞性消化器型リンパ腫の猫
- 4.腹水
- ケース19 腸リンパ管拡張症の犬
- ケース20 難治性のタンパク喪失性腸症の犬
- ケース21 消化管穿孔を呈した犬
- 5.大腸性下痢・しぶり・排便困難
- ケース22 食事(繊維)反応性腸症の猫
- ケース23 トリコモナス症の猫
- ケース24 犬の抗菌薬反応性腸症と慢性大腸炎
- ケース25 犬の炎症性結直腸ポリープ
- ケース26 巨大結腸症の猫
- 第3章 消化器疾患で使用する代表的な薬物