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犬と猫の臨床動物看護ガイド1巻 救急の初期対応に注意が必要な症候/疾患の動物看護
《10004226》


販売価格: ¥ 26,400円(税込)


日本唯一の動物看護専門誌が生み出した「標準動物看護」をめざす書籍 誕生!

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チーム力をつけたい動物病院 必携!
臨床現場で活躍する愛玩動物看護師の目線でつくりました
チーム動物医療の実践に欠かせない動物看護の指針となるシリーズの第1巻です。
・日本唯一の動物看護専門誌が生み出した初めての「標準動物看護」となる書籍
・獣医師の目線×動物看護を実践する上で大切な目線
・誰もが“一定水準の動物看護の提供ができる”ことを目指して
・他院の動物看護の実践方法がわかるので、動物看護計画の立案に役立つ!

<シリーズ全3巻順次発刊予定!>
・2024年春発刊予定:2巻 要注意な見落としやすい症候/疾患の動物看護
・2024年秋発刊予定:3巻 長期的な治療や管理が必要な症候/疾患の動物看護


本誌の一部をご試読いただけます。


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<CONTENTS>
発刊に寄せて
本書の使い方、動画の視聴方法
編集委員・監修者・執筆者一覧
本書で使用する用語について

■ 第1章 命にかかわる救急症候/疾患の動物看護
1. 元気消失「元気がない」/ 敗血症・敗血症性ショック
執筆:森 勇人、塗木貴臣 監修:宗像俊太郎
・case1「元気がなく、熱がある」敗血症
・case2「呼吸が速く、ぐったりしている(意識レベル低下)」敗血症性ショック

2. 食欲不振「食べないし、元気もない」/アジソン病・高カリウム血症
執筆:五十嵐綾乃、小田民美、森 昭博 監修:牛草貴博
・case「食欲、元気がなく、嘔吐や下痢がある」アジソン病·高カリウム血症

3. 発熱「暑くてぐったりしている」/ 熱中症
執筆:土田明歩、長谷川優子 監修:左向敏紀
・case1 「呼吸が激しくて触ると熱い」熱中症
・case2 「意識がなく動けない(立てない)」熱中症重症例
・イレギュラーな事例について

4. けいれん発作「けいれんしている」/てんかん、水頭症、脳炎、脳腫瘍、頭蓋内圧上昇
執筆:新谷政人、山口真理 監修:上野弘道
・case1 「けいれん発作が起きて、今は落ち着いている」てんかん
・case2 「2回以上繰り返して、5分以上けいれん発作が続いている」てんかん重積
・case3 「けいれん発作がおさまらない、意識が戻らない」頭蓋内圧上昇

5. 昏睡「ぐったりしている」/ 糖尿病性ケトアシドーシス
執筆:長谷川 承 監修:森 昭博
・case 「元気がなく、ぐったりしている」

6. 呼吸困難①「呼吸が苦しそう」/ アナフィラキシー
執筆:市川衣美、大森啓太郎 監修:左向敏紀
・case1 「呼吸が苦しそうで皮膚も赤い」
・case2 「ワクチン接種後の様子がおかしい」

7. 呼吸困難②「呼吸が苦しそう」/ 肺水腫・肺炎・喘息
執筆:三橋有紗、布川智範 監修:宮田拓馬
・case1 「呼吸が速くて苦しそう、咳もでる」心原性肺水腫
・case2 「リードを強く引いてしまってから苦しそう」非心原性肺水腫
・case3 「呼吸が速い」肺炎
・case4 「ゼイゼイしている(喘鳴)」喘息
・イレギュラーな事例について

8. 異物誤飲「何かを食べてしまった」/消化管閉塞、消化管穿孔
執筆:佐藤綾香、長谷川優子 監修:左向敏紀
・case1 「目の前で何かを食べたのを見た」異物誤飲
・イレギュラーな事例について
・case2 「ここ最近、継続して吐いている」緊急性のある異物誤飲

9. 腹部膨満「食後に苦しそう」/ 胃拡張捻転症候群
執筆:三村志保、杉浦洋明 監修:嶋田竜一
・case1 「お腹が張って、吐きそうで吐けない」
・case2 「お腹が張って、吐いている」

10. 排尿困難「排尿姿勢をとるのに尿が出ない」/尿道結石、尿管結石
執筆:佐藤亜季野、長谷川優子 監修:木村真治
・case1 「おしっこがでない」尿道結石
・case2 「いつから排尿がないか分からず、ぐったりしている」尿道結石
・case3 「元気がなく食欲もない」尿管結石

11. 皮膚損傷「赤く痕が残ってしまった」/ 熱傷(+感電)
執筆:露木直美、田口範人 監修:工藤圭介
・case1 「やけどした!」熱傷(高温熱傷、低温熱傷)
・case2 「感電してしまった」感電(電撃傷)

12. 外傷(組織損傷)「事故/トラブルに遭ってしまった」/交通事故、落下外傷、咬傷
執筆:岩戸祐香、安部貴之 監修:澤村昌樹
・case 「車にひかれてしまった」、「ベランダから落ちてしまった」、「他の犬に咬まれてしまった」

13. 貧血「歯茎が白い」/ 免疫介在性溶血性貧血
執筆:藤咲 舞、荻野直孝 監修:呰上大吾
・case 「歯茎が白くてぐったりしている」免疫介在性溶血性貧血

14. 異常分娩「なかなか産まれない」/ 難産
執筆:小柳未来、小嶋佳彦 監修:堀 達也
・case1 「破水したのに産まれない」
・case2 「どのタイミングで動物病院に行けば良いのか分からない」

病態編播種性血管内凝固(DIC)
執筆:林宝謙治 監修:亘 敏広

■ 第2章 初動が重要な症候/ 疾患の動物看護
1. 虚脱「急にぐったりした」/ 腹腔内出血(血管肉腫)
執筆:小野沢栄里、吉田佳倫 監修:有藤翔平
・case1 「急に元気がなくなってしまった」
・case2 「ぐったりして動けなくなった、歯茎も白い」

2. 呼吸困難「呼吸が苦しそう」/ 猫の肥大型心筋症
執筆:新藤彩乃、仙波惠張 監修:木村真治
・case1 「呼吸の仕方がおかしい」
・case2 「後肢が立たない」動脈血栓塞栓症併発

3. 嘔吐①「吐いている」/ 中毒
執筆:森 勇人、松方 聡 監修:左向敏紀
・case1 「中毒物質を食べてしまい、吐いている」代表的な中毒物質に対する“フローチャート”
・case2 「中毒物質を食べたかは不明だが、吐いている」

4. 嘔吐②「繰り返し吐いている」/ 腸閉塞(腸内異物、腸重積)
執筆:藤本知美、秋吉秀保 監修:多川政弘
・case1 「食欲がなく、繰り返し吐いている」
・case2 「嘔吐を繰り返していたが、元気がなくなり、ぐったりしている」

5. 下痢「子犬が下痢して元気がない」/ 犬パルボウイルス感染症
執筆:米山春奈、小尾 恵 監修:宮田拓馬
・case1 「子犬がトマトケチャップ様の血便をしている」
・case2 「成犬が血便をしている」
・イレギュラーな事例について

6. 黄疸「粘膜が黄色い」/ 肝外胆管閉塞
執筆:三村志保、大門祐太 監修:近藤元紀
・case 「白目や歯茎が黄色くてぐったりしている」

7. 排膿「おしりから膿が出ている」/ 子宮蓄膿症
執筆:桜井新之介、森田 肇 監修:有藤翔平
・case1 「おしりの周囲が汚れている」
・case2 「ぐったりしている」

■ 第3章 各症候/疾患の理解に必要な動物看護技術
1. 心肺蘇生法
執筆:手塚 光 監修:佐野忠士
・心肺蘇生法とは
・人員の確保
・気道の評価と呼吸の確認
・一次救命処置(BLS):胸部圧迫(心臓マッサージ)
・一次救命処置(BLS):口-鼻人工呼吸
・二次救命処置(ALS):モニタリング
・二次救命処置(ALS):薬物投与と除細動

2. 気管挿管
執筆:末松正弘 監修:神田鉄平
・気管挿管とは
・気管チューブの選択
・気管挿管時の保定
・動物の酸素化と状態確認
・咽頭展開と気管挿管
・気管チューブの固定とEtCO2の確認

3. 輸血療法
執筆:石田沙恵、長島友美 監修:内田恵子
・輸血療法とは
・輸血前検査1 血液型検査
・輸血用血液の確保
・血液の保存と管理
・輸血前検査2 交差適合試験
・輸血前の準備
・輸血中の管理
・輸血後の管理

4. 輸液療法
執筆:南 てるみ、高橋 悠、石川博雅 監修:淺井亮太
・輸液療法とは
・静脈確保
・輸液製剤と輸液セットの準備
・輸液ポンプへの接続と流量設定
・シリンジポンプへの接続と流量設定
・アラーム設定への対処と輸液の動物看護介入

5. 人獣共通感染症対策(レプトスピラ・SFTS など)
執筆:三好哲平、佐伯 潤 監修:吉川泰弘
・人獣共通感染症とは
・来院前対策
・個人防護具の着用と動物の隔離対応
・感染性分泌物と排泄物の処理
・感染症の検査
・消毒・環境整備
・感染防止策に対応した動物看護
・院内や使用器材などの消毒・清掃
・飼い主への感染リスクおよび拡大防止の説明

索引


編集委員:左向敏紀 上野弘道 宮田拓馬 小野沢栄里 三橋有紗 新谷政人
仕様:A4判 並製 648頁
ISBN:978-4-86671-198-0
発行年月日:2023年9月15日