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サンダースVC Vol.5-1 犬と猫の尿石症の診断と治療法―知っておきたい最新情報―
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販売価格: ¥ 12,100円(税込)


VETERINARY CLINICS Vol.5シリーズ、満を持して登場!

●結石分析、結石の種類、診断、治療および予防、結石の再発、尿検査、水、食餌、その他。臨床家向け(尿結石の化学分析についてなど)と飼い主向けの情報(食餌管理の注意点など)など新視点の情報が満載 ●尿結石症とその診断法、治療法、そして尿路に形成される様々なタイプの結石についての獣医師および動物看護師からの質問に回答するなど実践的な内容 Dr.Osbornは、ミネソタ尿石センターで多数の症例を分析した、尿石症の分野での世界的権威です。本書はそれらのデータの集大成となっています。 また、本書をお読みいただければ犬の尿石症に関する質問およびその答えが分かります。 「1.尿石症とは何か」、「2.なぜ尿石を分析する必要があるのか」「3.どの分析方法が推奨されるか」などの基本的な質問から、「尿石分析の結果を、どのように解釈するべきか」「溶解を試みるか、それとも、他の方法を用いて尿石除去を行うか、どのように決断すればよいか」などの根本的な質問が並んでいて、臨床上の疑問を解決するのに役立ちます。


目次
■序文 Carl A. Osborne、Jody P. Lulich

■監訳者のことば 宮本賢治

■1章 犬猫におけるメラミンおよびシアヌル酸による結晶尿、尿路結石、および腎毒性
 *定義
 *背景
 *どのようにしてメラミンとシアヌル酸の組み合わせが生じることになったのか?
 *アジアおよび南アフリカにおける食品を介在した発生
 *ミネソタ大学尿石センターのデータ
 *米軍病理検査センターのデータ
 *今後に向けて
 *参考文献

■2章 猫の特発性膀胱炎に関するパラダイムの変化
 *生物学的性質
 *尿路の病原性細菌説
 *尿路病原性ウイルス説
 *膀胱尿膜管憩室説
 *ストルバイト結晶説
 *尿道障壁機能障害説
 *神経性炎症説
 *肥満細胞(神経免疫)説
 *全身性精神神経内分泌疾患説
 *尿路病原ウイルス説:2008年最新情報
 *症例報告
 *参考文献

■3章 犬の複合結石の発生率と治療に関するパラダイムの変化
 *複合結石
 *複合結石の発生率
 *複合結石の検出意義
 *複合結石の形成
 *複合結石の除去法
 *複合結石の再発防止法
 *内層がシュウ酸カルシウム
 *内層がストルバイト
 *内層がリン酸カルシウム:外層が様々なミネラル
 *内層がプリン:外層が様々なミネラル
 *内層がキサンチン:外層が様々なミネラル
 *内層が異物
 *植物片の異物
 *中心部に円筒状中空がある結石
 *治療応答のモニター法
 *尿石の再発
 *要約
 *参考文献

■4章 薬剤性尿石症
 *薬剤による尿石の形成
 *サルファ剤
 *フルオロキノロン
 *プリミドン
 *シリカ尿石
 *テトラサイクリン
 *キサンチン尿石
 *参考文献

■5章 家畜、エキゾチック種、野生動物からの結石4468例についての定量的分析
 *参考文献

■6章 尿石症の診断法でのパラダイムの変化
 *信頼性のある結晶検出のための採尿と保管
 *効果的な画像診断
 *不完全な尿石除去の確実な検出
 *腎臓疾患のための新たな原因の認識
 *未来を予示するパラダイムシフト
 *参考文献

■7章 倫理的問題と尿石症におけるパラダイムの変化
 *用語の定義と概念
 *尿石症の治療
 *尿石の定量分析
 *参考文献

■8章 尿石症に関連した遺伝性疾患の診断におけるパラダイムの変化
 *犬のゲノム
 *犬の尿石症の遺伝学的根拠
 *高尿酸尿症
 *シスチン尿症
 *参考文献

■9章 犬猫の尿石症管理における栄養の役割に対するパラダイムの変化
 *猫の下部尿路結石
 *犬の下部尿路結石
 *臨床に役立つ症例報告
 *要約
 *参考文献

■10章 砕石術による尿石症治療のパラダイムの変化
 *体内砕石術
 *体外砕石術
 *パラダイムシフト
 *参考文献

■11章 犬の尿石症:よくある質問とその答え
 *尿石の分析
 *尿石の種類
 *診断
 *治療と予防
 *尿石の再発
 *尿検査
 *食餌
 *水分
 *その他
 *参考文献

■12章 1981年から2007年までの、総計451,891件の、犬の尿石、猫の尿石ならびに尿道栓子の分析結果:ミネソタ尿石センターからの展望
 *犬の尿石の疫学
 *猫の尿石の疫学
 *猫の尿道栓子の疫学
 *後ろ向き調査を通して概観
 *シュウ酸カルシウム尿石の持続的存在
 *尿管結石症の時代
 *ヒトにおける尿石症の疫学
 *危険因子と保護因子
 *危険因子と保護因子を特定する理由は何か?
 *将来の動向:“水晶玉”(結晶尿)に映し出された10の予想
 *参考文献

※パラダイム変化とは従来の考え方が根本的に変化すること


編者:Carl A. Osborne、Jody P. Lulich
訳者:宮本賢治(エンジェル動物病院)/星 史雄(北里大学獣医学部)/坂根 弘(ヒルズ ペット ニュートリション アジア-パシフィック 日本支社)
出版:エデュワードプレス
サイズ:B5版 上製本 約200頁 
発行年月日:2010年1月29日