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【SOLD OUT】ViVeD 24号(2009/11月号) 肢皮膚炎
《00070911》


販売価格: ¥ 6,285円(税込)


小動物皮膚科専門誌 隔月刊「ViVeD」

●最新の獣医皮膚科臨床を視覚的に理解
●「ヴィジュアル」の名のとおり写真を中心とした症例報告を多数掲載。
●原因から診断・治療方法まで詳細かつわかりやすく解説した特集。


■ViVeD 24号(2009/11月号)において、記事中の記述に誤りがありました。
詳細はこちらからご確認お願い申し上げます。


目次
【特集】肢皮膚炎(Pododermatitis)
*日本の読者の皆様へ Sonya Bettenay
*犬および猫の肢皮膚炎 Helen T Power
 肢皮膚炎の名称は,様々な原因によって発生する肢にみられる皮膚疾患に対する記述的用語である。肢皮膚炎の発生は犬では一般的に認められるが猫では稀である。犬における肢皮膚炎は通常は2つの発生原因が知られていて,1つは食物または環境アレルゲンに対する過敏症反応で,2つ目は毛包虫症である。肢皮膚炎には通常は多くの要因が含まれている疾患で,標準的で詳細な診断が必要である。
*犬における腹側趾間毛包嚢胞 David D Duclos, Ann M Hargis
 趾間毛包嚢胞は犬における再発性肢皮膚炎の原因の1つである。臨床徴候としては,背部に瘻管があって脱毛を伴った趾間における再発性皮膚炎,皮膚の肥厚および反対側の腹側趾間領域における面皰形成である。本稿ではCO2レーザー手術による切除治療に関して述べる。
*犬の趾蹠皮膚炎 Brett Wildermuth, Kerstin Henneveld
 犬の趾蹠に症状の現れる疾患には多数の重要な疾患がある。我々は最も一般的に現れる臨床像に基づいて,痂皮形成と角化亢進の認められる群,潰瘍性病変または壊死性病変が認められる群,色素形成低下が認められる群およびその他の群に疾患の群分けを行った。疾患のほとんどは趾蹠以外の部分にも影響が現れるため,適切な診断を行うためには完全な病歴と身体所見の採取が効果的である。必要に応じて適切な生検を実施するための病変部を記した。
*猫の形質細胞性肢皮膚炎 Ursula Mayer, Sophie Gilbert
 この疾患の特徴は,柔らかく,腫脹し,退色し,そして時には潰瘍状の趾蹠がみられることで,これらの病変を除くと猫は健康である。原因は不明であるが形質細胞の浸潤が認められることおよび免疫調節治療による効果が現れることから免疫介在性の病理発生が示唆されている。
*猫の肢にみられる落葉状天疱瘡,その臨床診断と管理 Emmanuel Bensignor
 この自己免疫疾患の病変発生部位は趾蹠に限局している。診断は細胞学的診断および病理組織学的検査の結果に基づき,それらを組み合わせて行われる。治療は局所に対する抗炎症剤の使用によって効果が得られるが,一部の重症例に対してはコルチコイドやその他の免疫調節剤を用いた全身療法が必要となる場合もある。
*犬の多様な鉤爪疾患 Misa Hirose, Ralf Mueller
 この疾患に関しては,これまで系統的に説明した教科書は見あたらない。鉤爪疾患で用いられる独特の名称もまた,臨床家にとっては親しみにくさの原因となっている。本論文では,犬の多様な鉤爪疾患に関して,臨床徴候,診断法および治療法の選択肢など,全ての臨床的側面に関して検討する。

【連載】
*アトピー性皮膚炎に関与するアレルゲン(最終回) 環境中のアレルゲンの評価 阪口雅弘

【海外情報】
*皮膚 - 犬と猫における栄養欠乏症と栄養補給:パート1 C Horvath-Ungerboeck

【症例報告】
*犬疥癬の3症例に対してセラメクチン皮膚滴下式製剤投与を実施した臨床経過 鶴岡裕二

【座談会】
*動物医療発展のための需要課題 動物看護職の国家資格化へ向けて 一般社団法人 日本動物看護職協会

【ViVeDインフォメーション】


出版:エデュワードプレス