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asムック 動物病院 実践エマージェンシー講座
《10003374》
販売価格: ¥ 9,240円(税込)
チームの一員として、動物の命を救うために!
動物病院で働くすべての方々に読んでいただきたい一冊です。
スキルアップに、新人指導に、いざというときあわてないために、また、救急時あわてないために知っておきたい知識と対応を解説します。
asの好評連載「実践エマージェンシー講座~あわてないための救急医療~」(03年4月号~04年10月号掲載)を全ページ見直し、再構成し、新たにレイアウトしました。
救急時にあわてずに行動するためには、まず正しい知識を身につけておく必要があります。
このような方にお勧めします。
●より知識を深め、自信を持って救急患者の看護に臨みたいと思っている看護師さん
●新人スタッフ教育用のテキストがなく困っている獣医師の先生やベテラン看護師さん
●救急時、何をすべきか、何をすべきではないかわからずに悩んでいる新人看護師さん
*獣医師の先生方に……
本書は動物看護師向けにわかりやすく書かれていますが、その内容はヒト医学をも視野に入れた最新情報をベースにしています。これを機に、救急患者の対応について、今一度見直されてはいかがでしょうか。
■本書において、記事中の記述に誤りがありました。
詳細はこちらからご確認お願い申し上げます。
〔総論と心肺脳蘇生(CPCR)、ショック〕
chapter1 総論①エマージェンシー対応の流れ
chapter2 総論②バイタルサインの見方
chapter3 心肺脳蘇生(CPCR)
chapter4 ショック
・循環血液量減少性ショック(低還流性ショック)と心臓性ショック、心外性ショック
・アナフィラキシーショック
・神経原性ショック
・敗血症性ショック
刻々と変化する救急疾患の治療の流れを経験の浅い新人看護師にもわかりやすく解説するとともに、病態把握の基礎となるバイタルサインの見方と救急疾患治療の基本である心肺脳蘇生(CPCR)について、詳しく解説しています。また、ショックについても取り上げ、バイタルサインと患者の評価、治療という観点から解説しています。
〔系統別-1〕
chapter5 心血管系
・うっ血性心不全
・心タンポナーデ
・猫の肥大型心筋症
・大動脈血栓塞栓症
・後大静脈症候群(ベナケバ症候群)
chapter6 呼吸器系
chapter7 消化器系
・胃捻転・胃拡張症候群「GDV」
・急性腹症
・犬パルボウイルス感染症
chapter8 泌尿器系
・尿道閉塞(尿閉)
・乏尿性腎不全
chapte9 内分泌系
chapter10 血液系(貧血)
・糖尿病性ケトアシドーシス
・低血糖症
・アジソン・クライシス
器官・系統別に救急対応となりやすい疾患を取り上げ、それらについてどのような疾患なのかわかりやすく解説するとともに、チェック項目(呼吸形式と呼吸音、心拍数、可視粘膜、血圧、出血など)、患者の評価、ミニマムデータベース(身体検査、血液検査、X線検査、心電図など)、治療という観点から詳しく解説しています。
〔系統別-2〕
chapter11 神経系
・発作
・脊髄損傷
chapter12 外傷
・頭部-脳損傷
・開放骨折を伴う創傷&軟部組織の外傷の治療
・熱傷
・凍傷
chapter13 異物摂取と毒物摂取
・異物摂取
・毒物摂取
chapter14 熱射病と低体温
・熱射病
・低体温
器官・系統別には分類できない救急対応となりやすい疾患を取り上げ、それぞれの疾患の特徴に合わせた解説を行っています。特に、「chapter12」では傷は消毒してはいけない、傷の湿潤環境を保つことが重要、必要以上の抗生物質は使用すべきではない、汚染と感染を区別するなど、ヒト医学の最新情報を踏まえた今後創傷管理の新たな常識となっていく内容が解説されています。
〔そのほか〕
chapter15 救急治療に必要となる特殊な検査・処置
・輸血(クロスマッチ検査)
・静脈栄養(高カロリー輸液)
・腹膜還流
chapter16 エマージェンシー時の心構え-常に最善の治療をするために
「chapter15」では、救急治療に必要となることの多い輸血(クロスマッチ検査)と静脈栄養(高カロリー輸液)、腹膜還流について取り上げ、その方法や注意点、管理方法などについて、解説しています。さらに、「chapter16」では、動物看護師としてどのような心構えで救急疾患に臨んだらよいのか、飼い主さんに対して、患者に対して、院内スタッフおよび自分自身に対してという3つの視点から解説しています。
著者:山本剛和(動物病院エル・ファーロ)
監修:鷲巣 誠(日本獣医生命科学大学)
出版:エデュワードプレス
サイズ:A4判 オールカラー 186ページ 並製本
発行年月日:2006年10月25日