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動物看護学教育標準カリキュラム準拠 専門基礎分野 人と動物の関係学
《10003871》


販売価格: ¥ 3,300円(税込)


動物看護学教育標準カリキュラム準拠教科書


(序文より)
 近年の獣医学および獣医療の多様化・高度化には目を見張るものがあり、複雑多岐に変容する 獣医療に対応するためには、獣医学教育の高度化は必然である。それと同時に獣医療を補助・支援し、生命倫理の理念に基づく動物看護や臨床検査等の高度な専門技術者の育成を求める声が高 まっていることは周知のとおりであろう。
 動物保健看護教育を推進する大学(倉敷芸術科学大学、帝京科学大学、日本獣医生命科学大学、ヤマザキ学園大学、酪農学園大学 <五十音順>)では、動物保健看護学教育の推進と動物看護並び に獣医療の発展に貢献することを目的として、2008年に全国動物保健看護系大学協会を設立した。動物看護学教育における標準カリキュラムの作成と検証、それらに対応した教科書作成、さらにカリキュラムの改訂は大学の使命だといえる。
 これまで、当協会では、高位平準化を目標にした動物看護学教育標準カリキュラムを2008年から2011年まで検討を重ね、2011年12月には「動物看護学モデル・コア・カリキュラムの基準となる教育項目一覧」を策定した。その後、動物看護学教育において専修学校と大学が異なるカリキュラムで、異なる教育を行うのは混乱を招くという理由から、全国動物教育協議会とカリキュラムの整合性を図り、内容や単位数を削減して 2012 年 11 月に「動物看護学教育標準カリキュラム」を公表した。
 動物看護学教育標準カリキュラムに沿った一定基準の教育を進めるためには、教材としてカリキュラム準拠教科書が必須であり、2013 年4月より本格的に制作を開始させた。科目の特性から、基礎と応用に分ける必要があるものは、総論と各論に分冊して進めた。
 動物看護学教育におけるこのような本格的な教科書制作は、日本で初めての取り組みである。そのため、基となる適切な資料がなく、時間的制約も厳しいなかで、制作は困難を極めた。さらに、カリキュラム準拠教科書制作の過程で、加えた方が良い内容や軽減すべき内容、他の科目で取り扱った方が適当と考えられる内容等、さまざまな意見が出てきた。今後も標準カリキュラムの改訂へ向けた意見として集積を続けたい。
 この動物看護学教育標準カリキュラム準拠教科書の存在が、日本での動物看護学の高位平準化 に少しでも貢献できることを願ってやまない。


序文
「人と動物の関係学」発刊にあたって
著者一覧

「人と動物の関係学」全体目標

【第1章 人と動物の関わりの歴史】
1.人と動物の関わり
2.文学・芸術における動物:日本での変遷
3.日本と西洋における動物との関わりの比較
演習問題

【第2章 現代の人と動物の関わり】
1.動物の飼育と利用の現状
2.人の生活に貢献する動物の役割
演習問題

【第3章 動物介在活動・動物介在療法・動物介在教育】
1.動物介在活動、動物介在療法、動物介在教育の定義と歴史
2.動物介在活動、動物介在療法、動物介在教育を効果的に実施するには
演習問題

【第4章 使役動物】
1.使役動物の歴史と福祉
2.身体障害者補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)
3.その他の使役犬
演習問題

【第5章 ペットの飼育】
1.人はなぜペットを飼うのか―人が動物をペットとして飼育する理由
2.ペット飼育の歴史と現状
3.ペットの飼育―人と動物がともに幸せに暮らすために必要なこと
4.ペットへの愛着と依存
5.ペットロスの定義と対策
演習問題

【第6章 動物虐待】
1.動物虐待の定義と背景
2.動物虐待への対処
3.動物虐待の現状と法規制
演習問題

【第7章 野生動物保全】
1.日本に生息する野生動物
2.日本の野生動物と関わる法律
3.野生動物の病気と事故
4.野生動物調査
5.日本の野生動物と環境
6.日本の野生動物と私たち人側の課題
7.動物園と水族館における保全活動
演習問題

【第8章 ペット産業の現状 】
1.ペット飼育頭数と飼育率
2.ペット関連費用
3.ペット関連産業の市場規模
4.獣医業(動物病院業)
5.動物取扱業
演習問題

索引


編:
全国動物保健看護系大学協会 カリキュラム検討委員会
監修:
加隈良枝
執筆:
石田?、加隈良枝、梶ヶ谷博、桜井富士朗、水越美奈、山川伊津子、横山章光
出版:エデュワードプレス
サイズ:A4判 並製本 176ページ
発行年月日:2014年8月29日
ISBN:978-4-89995-813-0