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RE06 ザ・カルチャークラッシュ -動物の学習理論と行動科学に基づいたトレーニングのすすめ-
《63000005》


販売価格: ¥ 4,070円(税込)


イアン・ダンバー推薦図書!!

■内容紹介
何千年と続いてきた人間とイヌの関係を、ジーン・ドナルドソンがいま、斬新な切り口から問い直す。イヌの飼い主でありプロのドッグトレーナーでもある著者が、自らの経験とイヌの行動の専門家との実践的研究を通してたどりついた結論、それは、イヌはあらゆることをオペラント条件付けと古典的条件付けから学習するというものだった。

世間はイヌの知性を過大評価するだけでなく、イヌやその行動を人間の視点から一方的に解釈するという大きな間違いを犯していると、著者は指摘する。食べ物(一次的強化子)で釣らなければイヌのしつけができないことにがっかりする人が大勢いるが、著者は「イヌが人間を喜ばせたがっている」という勝手な思い込みはもうそろそろ捨てるべきだ、と雄弁に反論する。イヌに何かをさせようと思えば動機付けは絶対に必要だ。そして最大の動機付けの手段となるのは食べ物である。それなのに人間は、そうしたイヌを馬鹿だと言い続けてきたのである。

著者は、これまであまり公の場で取り上げられてこなかった「飼いイヌの攻撃行動」という問題にも鋭く踏み込み、攻撃的なイヌのしつけを手がけた経験から、イヌを絶対に咬まない「良いイヌ」とそれ以外の「悪いイヌ」の二種類に分類できる思うのは間違いだ、と断言する。イヌが何かを咬むのは自然で正常な行動なのだ。

イヌ同士の攻撃行動は、人間のちょっとした口げんかと同じで、仲間内では決して大した問題にならない。事態が深刻化するのは、イヌ社会のルールが人間の価値観と衝突したときだ。咬傷事故を起こしたイヌは、人間社会で暮らすための矯正訓練を受けることもなく、即刻殺処分に回される。これを異文化の衝突といわずに何といえばよいのだろう。


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著者:ジーン・ドナルドソン
監訳:水越 美奈
翻訳:橋根 理恵
出版:レッドハート株式会社
サイズ:A5判 上製本 344頁
発行年月日:2004年09月03日
付加ポイント:185pt