Open Nav
  1. TOPページ
  2. 【SOLD OUT】FV21 ドクターズアドバイスマニュアル【犬の病気編】

【SOLD OUT】FV21 ドクターズアドバイスマニュアル【犬の病気編】
《10003800》


販売価格: ¥ 6,600円(税込)


病気の徴候と症状の記述につとめ、事前に判断をくだす役に立ち、重要度を判断できるようになっています。


■内容紹介
本書は、病気の徴候と症状の記述につとめ、事前に判断をくだす役に立ち、重要度を判断できるようになっています。 

突発的な事態や緊急事態に対応する手引きにもなるよう心がけており、人工呼吸や心臓マッサージのような救命法の手順、事故・中毒・窒息および感電時の救急処置、さらに、出産時の併発症・発作・熱射病などの管理法を順を追って明示し、解説しています。

他にも幼齢犬・高齢犬のヘルスケアと病気予防の基本も示しています。

さらには遺伝や種親の選択、交配の管理、不妊の診断と治療、分娩や、何らかの処置を施さないと死産となる子犬の救命について、最新の医学情報を提供しています。またノミの防除、犬糸状虫の予防、アレルギー性皮膚疾患、鼓脹、犬股関節形成不全、ダニ由来疾患、甲状腺機能低下症、心肺蘇生術、膵疾患、腫瘍、行動障害、関節炎の治療についても記載しています。

専門用語はできるかぎり避けましたが、ときには明確な説明のために獣医学用語を使う道を選びました。これらの用語は、犬の診断治療について飼い主が獣医師と話し合う時に使われるものでもあります。見慣れない言葉を理解しやすくするため、巻末に用語解説を添えています。


■目次
第1章 緊急事態
犬の扱いと保定/痛みのある急性腹症/人工呼吸と心臓マッサージ/熱傷(やけど)/寒冷曝露/熱射病/中毒/昆虫・両生類による刺咬/ヘビによる咬傷/ショック/創傷

第2章 腸内寄生虫
子犬と成犬の駆虫剤/子犬の駆虫/成犬の駆虫/寄生虫を駆除する方法/回虫/鉤虫/条虫/鞭虫/糞線虫/その他の寄生虫

第3章 感染症
抗体と免疫/ワクチン接種/病気とワクチン/犬の細菌性疾患/犬のウイルス性疾患/真菌性疾患/原虫性疾患/リケッチア性疾患

第4章 皮膚と被毛
犬の被毛/被毛と皮膚の問題を防ぐ/ブラシの使えない部位/シャンプー/皮膚病の分類/ノミ/その他の外部寄生虫/殺虫剤の使い方/舐性肉芽腫(肢端 痒性皮膚炎)/アレルギー/脱毛/膿皮症(皮膚の感染症)/自己免疫性・免疫介在性の皮膚病

第5章 眼
犬の眼にはどのように見えるか/眼球/まぶた/瞬膜(第三眼瞼)/眼の外部/流涙機構/角膜/眼の内部/網膜疾患

第6章 耳
基本的な耳のケア/耳介/耳道/中耳/内耳

第7章 鼻
鼻の刺激の徴候/鼻/鼻腔

第8章 口とのど
口とのどの疾患の徴候/口の検査法/口/歯と歯肉/犬の歯のケア/咽頭/唾液腺/頭部

第9章 消化器系
内視鏡検査/食道/胃/小腸と大腸/肛門と直腸/肝臓/膵臓/副腎/給食と栄養

第10章 呼吸器系
呼吸の異常/呼吸閉塞/喉頭/咳/気管と気管支/肺/喉頭、気管、肺の腫瘍

第11章 循環器系
正常な心臓/犬の心臓病/犬糸状虫/貧血と血液凝固障害

第12章 神経系
神経学的評価/頭部損傷/脳の病気/遺伝性疾患/発作性障害/昏睡/運動性の低下、麻痺/脊髄疾患/末梢神経損傷

第13章 筋骨格系
跛行/骨と関節の損傷/遺伝性整形外科疾患/関節炎/代謝性骨障害/ビタミン、ミネラルの補給

第14章 泌尿器系
尿路疾患の徴候/膀胱、尿道、前立腺の病気/腎疾患

第15章 生殖器と生殖
遺伝学の基礎/純血犬の繁殖/交配の手順/人工授精/雄犬の不妊/雌犬の不妊/偽妊娠/望まない妊娠/不妊手術/雌犬の生殖器の病気/雄の生殖器の病気

第16章 妊娠と出産
妊娠/分娩/分娩延長、分娩困難(難産)/母犬の産後のケア/産後の問題

第17章 犬の小児科学
新生子犬のケア/人間の手で子犬を育てる/子犬の病気/離乳/成長期の子犬の給食/早期社会化の重要性/新しい子犬を入手する/もらってきた子犬をなじませる/子犬の訓練/よくない行為の矯正

第18章 腫瘍と癌
癌の原因は何か/腫瘤と癌の治療/犬の癌/体表によくみられる腫瘍/軟部組織肉腫/骨の腫瘍/生殖器の腫瘍/白血病

第19章 犬の老年学
高齢犬の検診/高齢犬の危険なサイン/行動の変化/肉体的変化/機能的変化/体重の変化/体温、脈拍、呼吸/食事と栄養/子犬を仲間入りさせる/犬を永眠させる(安楽死)

第20章 薬剤と投薬
麻酔薬と麻酔/鎮痛剤/抗生物質/薬剤の併発症/投薬法

付録
A 正常な生理学データ
B 犬の年齢の換算法
C 団体と所在地

用語解説

参考文献

索引


監訳者のことばから
近年、動物の医療はめざましく変化し、家族の深い愛情と歴史的に研究された各種のフードの供給、さらに願うならば高度医療を施すことも可能となり、動物たちは長寿になりました。しかし、小動物の臨床の現場は人の小児科と同様に動物の変調に気づき、来院することも、主訴を伝えるのも検査や治療を承諾するのも家族です。

本書はアメリカで「家族と動物病院を結ぶ獣医学書」として、大いに活用されています。動物たちの生涯は家族の正しい知識と判断にゆだねられています。
情報が不足していたばかりに手遅れになったり、緊急処置ができなかったために命を失うなど、多くの不幸が生まれます。本書は、最新の情報が分かりやすく整理され、知識欲を駆り立てられる内容です。また動物病院でのインフォームドコンセントにも活用できますので、理解を深めるための宝書として、その生涯に役立てていただきたいと願って監訳をいたしました。

監訳:柴内 裕子(赤坂動物病院 院長)

【しばない ひろこ】
1959年日本大学卒。1963年赤坂獣医科病院(現:赤坂動物病院)開業。動物医療と共に、社団法人日本動物病院福祉協会主催の社会活動コンパニオンアニマルパートナーシッププログラム(CAPP)のリーダーとして、動物を伴い、老人ホーム、障害者施設、幼稚園、小学校などボランティア訪問。


共著:James M. Giffin, M.D., Liisa D. Carlson, D.V.M.
監訳:柴内 裕子
翻訳:大島 慧
サイズ:AB判 上製本 432頁
発行年月日:2004年07月20日