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【SOLD OUT】FV21 犬と猫の腫瘍学 治療へのアプローチと予後
《10003825》
販売価格: ¥ 16,500円(税込)
腫瘍に関する臨床現場で役立つ情報が簡潔に編集されたハンドブック!
※お詫びと訂正
296頁の表15-14内のメルファランの投与量(20mg/㎡)に間違いがありました。正しくは「2.0mg/㎡」です。
訂正させていただくとともにお詫び申し上げます。
犬や猫の一般的な腫瘍について器官系統別に上述した内容を項目ごとに分類して記載。
インフォームドコンセントにも役立つよう飼い主に伝えなければならない重要な内容を非常に簡潔にまとめてある。
まさに診療の現場で手元に置いておくべきハンドブック!
第1章から第3章では、腫瘍の原因や性質などを解説し、それを基にした腫瘍タイプの評価やステージ分類について言及。また、現在実施されている治療法(主に外科、放射線、化学療法)を写真、イラスト、表をまじえながら分かりやすく解説。
第4章以降は器官系統別に個々の腫瘍について、疫学・病因・病理・腫瘍の挙動・腫瘍随伴症候群・症状・検査・ステージ分類・治療・予後の流れで各項目を構成し、簡潔に重要なポイントを分かりやすく解説。インフォームドコンセントにも役立つ!
■目次
緒言
第1章 病因論と腫瘍生物学
■病因論
■腫瘍生物学
第2章 診断とステージ分類
■腫瘍の診断
■腫瘍のステージ分類
■腫瘍関連合併症
第3章 治療の選択肢
■外科療法
■放射線療法
■化学療法
■ガン治療における新しい方法
第4章 皮膚
■概要
■上皮系腫瘍
■黒色腫
■肥満細胞腫
■多病巣性/びまん性皮膚腫瘍
■組織球性および肉芽腫性皮膚疾患
第5章 軟部組織
第6章 骨格系
■骨および軟骨
■関節と関連組織
第7章 頭部および頸部
■鼻平面
■鼻腔および副鼻腔
■口腔
■口腔咽頭の部位特異的腫瘍
■頭蓋骨の骨肉腫
■耳
■唾液腺
第8章 消化管
■食道
■胃
■腸管
■肛門周囲腫瘍
■肝臓
■膵臓(外分泌)
第9章 呼吸器系
■喉頭
■気管
■肺
第10章 尿路
■腎臓
■尿管
■膀胱
■尿道
第11章 生殖器
■卵巣
■子宮と子宮頸部
■膣と外陰部
■精巣
■陰茎と包皮
■前立腺
第12章 乳腺
第13章 神経系
■脳(頭蓋内)腫瘍
■脊髄
第14章 内分泌系
■甲状腺
■上皮小体
■下垂体
■副腎
■膵臓(内分泌)
第15章 造血系
■リンパ腫
■白血病
■多発性骨髄腫
第16章 眼および眼窩
■眼瞼と結膜の腫瘍
■眼窩の腫瘍
■眼球の腫瘍
第17章 その他の腫瘍
■胸腺腫
■心臓の腫瘍
■中皮腫
■脾臓の腫瘍
■悪性組織球症および全身性組織球症
付録Ⅰ 全般的な参考文献
Ⅱ 獣医臨床で使用する細胞毒性薬剤の作用、適応症および毒性
Ⅲ 体重:体表面積換算表
Ⅳ ドキソルビシンとシスプラチンの投与プロトコール
Ⅴ 本書に記載した薬剤と投与量集
監訳のことばより(抜粋)
近年の小動物獣医臨床において腫瘍疾患の占める割合が極めて高くなっている。それとともに不幸にしてガンに罹患してしまった動物に対してできる限りの治療を希望する飼い主も極めて多くなっている。そのため我々獣医師はもしかしたら人医以上にインフォームドコンセントが重要なのではないだろうかと私自身日常の臨床現場でしばしば考えている。個々の腫瘍に対して疫学、病因、病理、症状、ステージ分類、治療成績および予後に関する情報をしっかりと飼い主に伝え、その情報をもとに飼い主は今や家族の一員である伴侶動物に代わって治療を行うか否かあるいはどの治療法を選択するのかを決めなければならない。治療が効を奏すれば良いが、時として思い描いた通りに行かない場合に遭遇した際、非常に自身を責める。我々に課せられた責任は非常に重い。そうした中、本書は犬や猫の一般的な腫瘍について器官系統別に上述した内容を項目ごとに分類して記している。飼い主に伝えなければならない重要な内容を非常に簡潔にまとめてある。まさに診療の現場で手元に置いておくべきハンドブックである。この本は開業している院長先生だけでなく勤務医、獣医を目指す学生そして動物看護士など多くの方に読んでもらえれば幸いである。
監訳:藤田道郎(日本獣医畜産大学)
著者:Joanna Morris , Jane Dobson
出版:エデュワードプレス
サイズ:B5判 並製本 360頁+カラー8頁
発行年月日:2005年12月10日
ISBN:4-899-95361-5