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サンダースVC Vol.7-1 犬と猫の慢性腸疾患-病態生理・診断・治療の最新情報-
《00001133》


販売価格: ¥ 12,100円(税込)


犬と猫の慢性腸疾患に焦点を当てた最新の研究成果をいち早く紹介!

小動物の腸管の健康に大きな影響を与えている腸内細菌叢の話から、抗菌薬と下痢の問題、
腸の感染症にかかわる細菌の考察、検査・診断に必要な小腸超音波検査の有用性、さらには猫において
IBDとの鑑別が困難な消化管型リンパ腫の考察など、腸疾患を理解し診断・治療につなげるための
必要不可欠な最新情報をピックアップ。


目次
■序文 Frédéric P. Gaschen

■監訳者のことば 金山喜一、鯉江 洋

■1章 犬および猫の腸内微生物叢:想像以上に広い世界
*腸内細菌
*腸内生態系のほかの要素
*要約
*用語の解説
*参考文献

■2章 小動物における抗生物質反応性下痢症
*抗生物質反応性下痢症の臨床徴候とはどのようなものか?
*小腸内細菌過剰増殖とはどのようなものか?
*小腸における細菌数を正確に数えることができるか?
*一般的に小腸にはどれほど多くの細菌が生存するのか?
*小腸内細菌過剰増殖は存在するのか?
*特発性小腸内細菌過剰増殖は存在するのか?
*抗生物質反応性下痢症とはどのようなものか?
*抗生物質反応性下痢症の原因とはどのようなものか?
*抗生物質反応性下痢症と小腸内細菌過剰増殖はなぜ下痢を引き起こすのか?
*小腸内細菌過剰増殖が存在する場合,それを確実に診断することは可能か?
*特発性抗生物質反応性下痢症を診断することは可能か?
*抗生物質反応性下痢症に対する抗菌製剤(抗菌薬)の最善の選択とは?
*抗生物質反応性下痢症に対して抗菌薬以外のほかの治療は利用できるか?
*要約
*参考文献

■3章 犬および猫における細菌性腸炎:診断,治療,およびヒトへの感染の可能性
*カンピロバクター
*Clostridium difficile
*Clostridium perfringens
*サルモネラ
*そのほかの病原体
*診断法と様式
*要約
*参考文献

■4章 犬および猫の慢性腸疾患の診断と管理のための臨床試験
*慢性腸疾患の診断
*原因を評価する臨床検査
*機能および疾患について小腸を評価する臨床検査
*消化管疾患の診断のための有望な新しい検査法
*要約
*参考文献

■5章 犬および猫の小腸の炎症性疾患と腫瘍性疾患における超音波検査
*装置
*小腸の検査方法
*炎症性疾患
*腸腫瘍
*局所リンパ節腫脹
*運動性
*消化管の血行動態
*合併症
*重要点に関する要約
*参考文献

■6章 犬および猫の腸管の臨床免疫学と免疫病理学
*腸管関連リンパ系組織
*犬の炎症性腸疾患の病理学:粘膜自然免疫と腸内細菌叢の相互作用
*炎症性腸疾患の免疫学的マーカー
*疾患マーカーとしての炎症性サイトカイン測定
*要約
*参考文献

■7章 犬および猫における食品に対する拒否反応
*病因論
*疫学
*臨床徴候
*鑑別診断
*診断的アプローチ
*治療
*予後
*要約
*参考文献

■8章 犬の炎症性腸疾患の診断と治療における欠点と進歩
*遺伝的感受性
*腸内微小環境
*食事成分
*診断
*腸生検
*病理組織学的評価
*炎症性腸疾患の治療法
*微小変化型の腸炎
*肉芽腫性腸炎または好中球性腸炎
*リンパ球および形質細胞が優勢な腸炎
*好酸球が優勢な腸炎
*リンパ管拡張症と陰窩膿胞/膿瘍
*要約
*参考文献

■9章 犬のタンパク質喪失性腸疾患
*分類
*臨床所見
*合併症
*診断
*予後の判定
*治療
*要約
*参考文献

■10章 犬および猫の消化管型リンパ腫
*猫の消化管型リンパ腫
*犬の消化管型リンパ腫
*要約
*参考文献

■11章 ボクサー犬の肉芽腫性大腸炎
*最新の発見
*診断
*治療
*参考文献

■12章 犬の慢性特発性大腸性下痢症
*ヒトにおける腸の機能障害
*慢性特発性大腸性下痢
*要約
*参考文献

■13章 臨床所見の程度と消化器病変の病理組織学的重篤度評価の関連性:現在の課題
*参考文献

■索引


著:Frédéric P. Gaschen
監訳:金山喜一(日本大学生物資源科学部教授)、鯉江 洋(日本大学生物資源科学部准教授)
出版:エデュワードプレス
サイズ:B5判 210頁
発行年月日:2012年6月30日
ISBN:978-4-89995-689-1