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【SOLD OUT】J-VET '10/01月号 猫のリンパ腫 1. 診断と化学療法
《00011001》


販売価格: ¥ 3,666円(税込)


エビデンスに基づく,飼い主さん本位の獣医療を目指す先生方に!! 月刊「J-VET」

小動物診療のエビデンス
わが国獣医療界にもEBM(Evidence Based Medicine)を。
■臨床現場でよくみる疾患や症状について,現時点のエビデンスを掲載しています。
■日本の執筆陣が,日本の獣医療の実情をふまえて執筆しているため,飼い主へのインフォームドコンセントにもすぐに役立ちます。

COMPENDIUM
世界レベルの記事を日本語訳で。
■世界各国で最も信頼されている獣医学雑誌から,わが国獣医療界の臨床事情に鑑み,重要と考えられる記事をピックアップし,掲載しています。
■オリジナル発行後約6カ月で日本語訳を掲載。日常診療でよくみる疾患、まれにしかみない疾患の知識をアップデートできます。


目次
■小動物診療のエビデンス■
○腫瘍のエビデンス 10
*猫のリンパ腫 1. 診断と化学療法 久末正晴, 大里義治
 猫のリンパ腫は,FeLV感染率の低下に伴い,その発生様式や予後が変化しつつある。猫のリンパ腫においても検査方法としてクローナリティー解析が導入され,補助的な診断ツールとして一般的に活用できるようになっている。治療においては,低分化型および中間型リンパ腫に比べて,高分化型リンパ腫の治療成績がよいことが明らかとなったため,組織学的分類(グレーディング)の重要性が認識されている。また,鼻腔に発生するタイプは,化学療法よりも放射線治療のほうが有効であることが明らかにされつつある。

■COMPENDIUM■
○猫の肥満の管理と臨床診断 監訳:西飯直仁
 肥満は,猫において獣医師が遭遇することが多い臨床問題の一つである。糖尿病や肝リピドーシスなどの疾患の危険因子でもあるため,肥満の猫では疾患の罹患率が高まるだけでなく,寿命も短くなる。猫においては,一般的に体重が理想体重の20%以上増えると肥満とみなされる。本稿の目的は,健康管理にかかわるすべてのスタッフが,若齢の猫における肥満の進行をいかに予防するか,また,肥満の成猫における安全かつ効果的な減量プログラムとはどのようなものか,理解を深めることである。

○猫の非再生性貧血 1. 病態生理と病因 監訳:井手香織
 猫の非再生性貧血は,末梢の赤血球の不足に対して骨髄が適切に反応できないことによって生じる。非再生性貧血には多くの原因があり,一次性骨髄疾患や二次的に骨髄に影響を与える全身性疾患がある。予後も多様である。病因のなかには可逆性のものもあるが,慢性的または致死的なものもある。

○猫の非再生性貧血 2. 診断と治療 監訳:井手香織
 猫では貧血は診断名ではなく,基礎疾患の徴候の一つである。貧血の原因を特定するためにはさまざまな検査が必要となることが多いが,まずは再生性貧血と非再生性貧血に分類することから始まる。非再生性貧血と判断された場合には,その原因を探るために血液や骨髄の精密検査などの多くの検査が必要になることがある。猫の貧血では標準的な支持療法が確立されているが,非再生性貧血を引き起こすいくつかの疾患には特異的な治療方法がある。

■連載,他■
○UK VETより 内視鏡学 第8回
*腹腔鏡 4. 腹腔鏡による消化管手術 監訳:坂井 学
 今回は,腹腔鏡を用いた技術として,侵襲性が低い消化管外科手術,とくに腹腔鏡下胃腹壁固定術に焦点を絞って解説する。これは主に犬でみられる急性胃拡張胃捻転症候群の治療手技である。そのほかに腸造瘻チューブ設置術も解説する。

○新連載 看破せよ、遺伝病。 第1回
*総論 遺伝性疾患における基本的な知識と考え方 玉原智史
 遺伝性疾患は発症形式が多様であり,伴侶動物の場合は飼い主,ブリーダー,獣医師すべてを巻き込む問題になる可能性があるため,臨床獣医師が遺伝性疾患に対して適切に対応することが強く求められている。今回は,獣医師に最低限知っておいてほしい重要な基礎知識を説明する。

○Close Up:Antibiotic
*泌尿器疾患における抗生物質治療の現状と課題 第1回
 麻布大学附属動物病院 渡邊俊文先生インタビュー 前編

○Medical Interview
*「ベトメディン(R)」(ピモベンダン製剤)の使用感と可能性を探る
 第4回(最終回) 竹内潤一郎先生

○Topic
*獣医療の核医学検査活用法 -ペットの PETがん検診- 柿崎竹彦
 平成21年2月20日に獣医療法施行規則が改正され,いわゆる「核医学」が獣医臨床で応用できるようになった。本稿では,PET(陽電子断層撮影),核医学診断,SPECT(単一光子放射断層撮影),シンチグラフィとは何か,日本で核医学はどこまで応用できるのかについて解説し,症例を紹介しつつ適用に関する概略を述べる。

○動物病院の言葉をわかりやすく 第5回
*浸潤 藤田桂一
 獣医療では主に腫瘍で問題となる「浸潤」。一般の人の認知率が低い言葉であるため,いい換えて説明する必要がある。ただし,浸潤の程度は症例の予後に大きく関与するため,細心の注意をもって丁寧に説明する必要がある。

○セミナー取材記
*第5回 日本動物医療センター 学術交流会


出版:エデュワードプレス