Open Nav
  1. TOPページ
  2. 【SOLD OUT】J-VET '10/03月号 犬の緑内障のエビデンス

【SOLD OUT】J-VET '10/03月号 犬の緑内障のエビデンス
《00011003》


販売価格: ¥ 3,666円(税込)


エビデンスに基づく,飼い主さん本位の獣医療を目指す先生方に!! 月刊「J-VET」

小動物診療のエビデンス
わが国獣医療界にもEBM(Evidence Based Medicine)を。
■臨床現場でよくみる疾患や症状について,現時点のエビデンスを掲載しています。
■日本の執筆陣が,日本の獣医療の実情をふまえて執筆しているため,飼い主へのインフォームドコンセントにもすぐに役立ちます。

COMPENDIUM
世界レベルの記事を日本語訳で。
■世界各国で最も信頼されている獣医学雑誌から,わが国獣医療界の臨床事情に鑑み,重要と考えられる記事をピックアップし,掲載しています。
■オリジナル発行後約6カ月で日本語訳を掲載。日常診療でよくみる疾患、まれにしかみない疾患の知識をアップデートできます。


目次

■小動物診療のエビデンス■
○眼科疾患のエビデンス 2
*犬の緑内障のエビデンス 前原誠也
 眼圧は測定条件により大きく変動することがあるため,測定時の保定などは注意して行わなければならない。また,眼圧の上昇によって認められる眼組織の変化を理解することも重要である。緑内障の診断では,原発性のものと続発性のものを鑑別する必要がある。内科的治療を選択した場合は,抗緑内障薬の眼圧降下の機序を理解したうえで適切な薬物を選択する。

■COMPENDIUM■
○腫瘍外科の原則 1. 診断とステージ分類 監訳:圓尾拓也
 腫瘍の外科的治療は,小動物臨床において最も多く行われる処置の一つである。腫瘍外科処置を適切に行うためには,腫瘍の種類,その腫瘍の生物学的挙動,治療方法,予後に関する知識を身につける必要がある。腫瘤の類症鑑別および腫瘍の種類の判断,臨床ステージ分類を行う際は,とくに身体検査,画像診断,生検を行う必要がある。臨床ステージ分類のための検査や生検の結果は,治療の選択肢や予後を判断する際にも利用される。
※この記事の後編「腫瘍外科の原則 2.外科的治療と集学的治療」を次号の2010年4月号(2010年4月10日発刊予定)に掲載する予定です。乞うご期待!

○犬の原発性上皮小体機能亢進症 監訳:西飯直仁
 犬の原発性上皮小体(副甲状腺)機能亢進症は,上皮小体ホルモンが自律的に産生され,高カルシウム血症が起こる内分泌障害である。また,低リン血症および高リン血症などの生化学的異常も伴う。本症の臨床徴候は,腎臓,筋神経系,消化器系が高カルシウム血症の影響を受けることによって現れる。診断には,臨床検査結果を注意深く解釈することと,画像診断が欠かせない。治療方法もいくつかあるが,最も重要なことは処置後に起こりうる低カルシウム血症の管理である。

○Tritrichomonas foetus:猫の下痢の新しい病原体の可能性 監訳:馬場健司
 Tritrichomonas foetus に感染した猫では,無症状,または悪臭のある大腸性下痢などの臨床徴候が認められる。感染は密集飼育されている純血種の若齢の猫に多く認められるが,それ以外の猫でも起こる。T. foetus の検査は日常的に行われておらず,しばしばGiardia spp.と誤診される。猫のトリコモナス症を診断し,治療するためには,この感染症を理解し,検体を適切に扱い,病原体に特異的な検査を行うことが重要である。

■連載,他■
○犬と猫の臨床腫瘍学 第15回
*体表の軟部組織腫瘍 1. 診断 酒井洋樹, 丸尾幸嗣
 犬および猫の軟部組織腫瘍は,日常的によくみられる腫瘍である。肥満細胞腫は第14回で詳説したため今回は省き,体表に発生する軟部組織腫瘍を中心に解説する。体表に発生した軟部組織腫瘍は臨床症状,診断方法,治療方法に共通点が多いが,転移能は由来細胞によって異なる。確定診断後の治療方針は,局所浸潤性と転移能を考慮して決定する。

○CT・MRIを読む 第7回
*四肢麻痺・四肢不全麻痺 山添比奈子
 四肢麻痺は後躯麻痺と比べると発症頻度はやや低いように感じるが,小動物臨床ではめずらしくない症状である。四肢麻痺および四肢不全麻痺はさまざまな疾患の症状として認められるため,画像診断とともに脳脊髄液検査,血液検査,筋電図,生検などの検査所見をあわせた評価が必要な場合がある。

○動物病院の言葉をわかりやすく 第7回
*耐性 藤田桂一
 主に,微生物やがん細胞がもつ薬剤に対する性質として知られる「耐性」は,一般の人には薬を飲んだ人や動物の副作用に耐える力と誤って認識されていることがある。これを誤解なく伝えるためには。

○獣医師・スタッフのためのストレス・マネジメントの基礎知識 第7回
*予防的なストレス対処法 出来事の受け止め方を修正する 中川真美
 たとえ同じストレッサーを体験したとしても,ストレス反応には個人差がある。日々の生活のなかでストレスの受け止め方がうまくいかなくて悩んでいる人は多いのではなかろうか。今回は,完璧主義や自身の要求水準の高さなどを適切なレベルにし,ストレスの受け止め方のパターンを修正するための方法を述べる。

○Veterinary Parasitologyより
*自然条件下の犬におけるEhrlichia canis 曝露予防のためのイミダクロプリド10%/ペルメトリン50%配合液剤の適用 著:Domenico Otrantoほか, 監訳:佐伯英治

○インタビュー
*米国の経験を活かして,日本の動物病院を発展させてほしい Lowell Ackerman


出版:エデュワードプレス