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【SOLD OUT】J-VET '10/07月号 猫の甲状腺機能亢進症 -日本の猫 vs 欧米の猫-
《00011007》


販売価格: ¥ 3,666円(税込)


エビデンスに基づく,飼い主さん本位の獣医療を目指す先生方に!! 月刊「J-VET」

小動物診療のエビデンス
わが国獣医療界にもEBM(Evidence Based Medicine)を。
■臨床現場でよくみる疾患や症状について,現時点のエビデンスを掲載しています。
■日本の執筆陣が,日本の獣医療の実情をふまえて執筆しているため,飼い主へのインフォームドコンセントにもすぐに役立ちます。

COMPENDIUM
世界レベルの記事を日本語訳で。
■世界各国で最も信頼されている獣医学雑誌から,わが国獣医療界の臨床事情に鑑み,重要と考えられる記事をピックアップし,掲載しています。
■オリジナル発行後約6カ月で日本語訳を掲載。日常診療でよくみる疾患、まれにしかみない疾患の知識をアップデートできます。


■本書において、記事中の記述に誤りがありました。
詳細はこちらからご確認お願い申し上げます。


目次
■小動物診療のエビデンス■
○内分泌疾患のエビデンス 8
 猫の甲状腺機能亢進症 -日本の猫 vs 欧米の猫- 西飯直仁
日本と欧米では,猫の甲状腺機能亢進症の疫学が大きく異なる可能性がある。この違いから診断方法や治療方法を変える必要があるかどうか,検討する。また,治療においてはその症例の腎機能も考慮する必要があり,さらにその他の全身状態に応じて内科的治療または外科的治療を選択すべきである。


■COMPENDIUM■
○猫のストルバイト結石症 監訳:桑原康人
 猫の尿路結石症は,猫の非閉塞性下部尿路疾患の約15%を占める。猫で形成される尿路結石の約50%はストルバイトである。ストルバイト尿路結石症は再発することが多いが,適切な治療管理を行えば再発の頻度が減少する可能性がある。ストルバイト尿路結石症の病態生理および治療管理の方法は,犬と猫では異なる。本稿は猫のストルバイト尿路結石症の病態生理,治療,予防を中心に記述する。

○尿路閉塞と急性腎後性高窒素血症 監訳:矢吹 映
 尿路に破裂や閉塞が起こった際に,正常な蓄尿および排尿ができなくなり,高窒素血症に陥ることを腎後性高窒素血症という。腎後性高窒素血症を発見するためには,その動物の病歴,身体検査所見,特異的検査の結果を注意深く解釈する必要がある。原因を迅速に治療すれば,内因性腎障害への進行が抑制され,臨床アウトカムの改善につながる。したがって,高窒素血症では必ず腎後性高窒素血症について評価すべきである。

○犬の緑内障 1. 病態生理と診断 監訳:都築圭子
 犬の緑内障は,眼圧が上昇することによって網膜のガングリオン細胞が死滅し,盲目が引き起こされるさまざまな疾患を包含する疾患群である。犬では先天緑内障,原発緑内障,続発緑内障が認められる。診断は臨床症状,眼科検査所見,眼圧をもとに下す。緑内障を適切に治療するためには,その原因を確認することが重要である。

○犬の緑内障 2. 内科的治療と外科的治療 監訳:都築圭子
 犬の緑内障は内科的または外科的に治療できるが,治療方法は緑内障の原因,進行具合,推測される転帰,利用できる手術器具,飼い主の経済的状況をもとに選択する。一般的に,薬物を組み合わせたり,可能であれば外科手術を行うなど,それぞれの症例に適した治療計画を立てる必要がある。


■UK VET■
○抗がん剤の副作用 -神経症状- 翻訳:岩谷 直
 近年,犬や猫で化学療法薬が使用される機会が多くなっている。化学療法薬には急性毒性および慢性毒性があることが知られているが,犬や猫では神経毒性に関する報告が少ない。しかし,化学療法のプロトコールを実施する際に,神経毒性が制限要因になることがある。


■連載,他■
○看破せよ、遺伝病。 第5回
*骨形成にかかわる犬の遺伝性疾患 森 淳和
 犬の遺伝性疾患のうち,骨と関節に関係するものは全体の19%を占め,最も多いとされている。成長期に生じる骨関節疾患の多くは遺伝的な背景があると考えられているが,疾患原因遺伝子や遺伝様式が明らかにされているものは少ない。今回は遺伝性であることが明らかにされている股関節形成不全,肘関節形成不全,膝蓋骨脱臼について述べる。

○再生獣医療 第3回
*脊髄の再生 -骨髄間質細胞を用いた脊髄再生医療の現状- 枝村一弥
 脊髄損傷による重度の麻痺の症例では,現在の治療技術を駆使しても脊髄の機能回復は困難であることが多い。近年は,骨髄間質細胞などを用いた脊髄再生医療が行われるようになり,脊髄機能の回復という点で従来の治療法よりも良好な治療成績が得られることが判明しつつある。

○獣医師・病院スタッフのためのストレス・マネジメントの基礎知識 第10回
*予防的なストレス対処法 3つのR 中川真美
 忙しいときに気持ちの余裕を取り戻すための方法として,「3つのR」について述べる。また,効果的にリラックスするためにメンタルヘルスの分野で活用されているリラクゼーション技法を詳しく紹介する。

○動物病院の言葉をわかりやすく 第11回
*炎症 藤田桂一
 炎症という言葉自体は,一般の人々もよく知っているが,具体的にどういう状態を指すのかは正しく理解されていないことが多いようである。例をあげながら状態を解説し,治療方法や予後についても説明するとよい。

○J-VETインフォメーション
○J-VET 2006年11月号~2010年6月号 小動物診療のエビデンス & 翻訳記事 総目次


出版:エデュワードプレス