日本獣医再生医療学会 編
編集委員 :
伊藤典彦/伊藤裕行/稲葉俊夫/上地正実/牛草貴博/枝村一弥/太田亟慈/笠嶋快周/杉浦喜久弥/久末正晴/平野由夫/横山篤司
(五十音順)
A4判 並製 312頁予定 オールカラー
- ■ 現在、小動物臨床で導入されている再生医療の3大療法 (免疫細胞療法、間葉系幹細胞療法、多血小板血漿療法)の基礎と臨床について詳述しています。
- ■獣医再生医療だけではなく、進展著しい人医療での再生医療を理解するための解説記事を掲載しています。
- ■2018年4月施行の「犬及び猫における再生医療及び細胞療法の安全性確保に関する指針」について、指針の解釈や「届出」の内容を理解するためのQ&Aを掲載しています。もちろん指針の全文も掲載しています。
- ■各記事にキーワード、ポイントを掲載し、重要事項を理解しやすくしています。
第1章「免疫細胞療法」では、免疫細胞治療の基礎的な理論を概説し、活性化Tリンパ球(CAT)療法、γδT細胞療法、樹状細胞(DC)療法+ CAT療法を解説しています。さらに治療の実際として、DC療法、CAT療法、さらに併用した症例を掲載しています。
第2章「間葉系幹細胞療法」では、細胞の採取法、培養法、投与法 のポイントとコツ、自家移植、他家移植のメリット・デメリットを解説 しています。さらに治療の実際として、整形外科疾患、内科系疾患、眼科疾患の多くの症例を掲載しています。
第3章「多血小板血漿療法」では、遠心分離機と少ない資材で調製できる多血小板血漿(PRP)療法について、その理論の概要、調製法の作業手順を解説しています。さらに、治療の実際として、皮膚損傷、骨折癒合不全、それ以外の症例を数多く掲載しています。
第5章「細胞療法に必要な装置と器具」では、「生きた細胞」を体外で取り扱うために必要な専用の装置と器具を紹介しています。さらに、細胞を培養する際に一番注意しなければならないコンタミネーションと、それを減らすための環境づくりや培養操作で気をつけるポイントを解説しています。
巻頭言/序章
第1章 免疫細胞療法
第2章 間葉系幹細胞療法
第3章 多血小板血漿療法
第4章 人医療での再生医療
第5章 細胞療法に必要な装置と器具
Appendix/あとがき
※各章・各項のタイトルは変更になる場合があります。予めご了承ください。