目次
PART1初めての外耳炎「耳が痒そうです」
● 症例1 柴、3歳齢、春頃から耳が痒い
● 症例2 フレンチ・ブルドッグ、1歳齢、去勢雄、夏頃から両耳に痒みとにおいがある
● 症例3 ミニチュア・ダックスフンド、3歳齢、避妊雄、春頃から耳が痒く、茶色い耳垢がたくさん出てくる
PART2繰り返す外耳炎「また耳が痒くなりました」
● 症例1 ミニチュア・ダックスフンド、7歳齢、耳から緑色の膿が出て痛がっている
● 症例2 アメリカン・コッカー・スパニエル、6歳齢、毎年夏に耳の痒みが出る
● 症例3 ミニチュア・ダックスフンド、5歳齢、左耳がにおう
PART3猫の外耳炎「これって普通ですか?」
● 症例1 雑種猫、2歳齢、避妊雌、半年前より左耳周囲の搔き壊しが見られる
● 症例2 マンチカン、1歳齢、去勢雄、右耳から黄色い耳漏が出ている
● 症例3 アメリカン・カール、1歳齢、未去勢雄、飼い始めた時から頭を振ったり両耳を搔いたりする仕草が見られる
監修者からのメッセージ
なぜ外耳炎が起きるのか?当たり前だが原因がある。その原因に関して、先生方によって考え方に多少の違いがある。というのも、地域性やこれまでの経験から外せない何かがあるからだ。また、これだけ多くの治療器具や薬剤があるのだから、各自の好みや使い勝手によって治療法も違ってくる。そこで今回、耳の治療に熟達した先生方に、一枚の耳道内の写真から想起される診断や治療法の解説をお願いした。かなりの無茶振りにもかかわらず、各先生に細かくご執筆いただき、こんな小さな穴をよくもまあこんなに丁寧に考察できるものだと感心してしまった。その中には読者の先生方と同じ考え方もあるだろうし、違う考え方もあるはずだ。本書を一読していただくことで、診断や治療の選択肢を増やすことができれば幸いである。たった一枚の写真を見て、あなたは何を考え、どのように治療するのか?ぜひ妄想していただきたい。
監修 村山 信雄
EDUWARD Press 編集部より
日々の動物病院の診療において、耳に関する来院件数は多く、獣医師は毎日なんらかの耳処置を行っています。しかし、耳に関する成書をみても、実際の臨床の現場で困ったこと(どう対応したらよいのか)を解決できないことも多くあります。例えば、アメリカン・コッカー・スパニエルの結節でぼこぼこの慢性外耳炎など、対応に困る症例を抱えている先生も多いのではないでしょうか。本書では、初めての外耳炎の犬、繰り返す外耳炎の犬、外耳炎の猫について、エキスパートの先生方、診断や治療法における考え方をご執筆いただきました。考え方や耳洗浄の手技以外にも、暴れる症例で必要な鎮静や全身麻酔、耳の解剖まで網羅しており、臨床現場に即した内容がぎゅっと詰まった、耳診察において必携の一冊になっています。
実臨床に即した各先生の耳診療における考え方や手技を多数掲載!
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