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犬と猫のエマージェンシー対応

最前線で活躍する救急医たちが
臨床現場で実践している治療戦略を大公開!

  • ・ 緊急時の手技を簡潔に解説。いざという時、常に頼れる一冊
  • ・ 遭遇率の高い救急疾患を厳選。院内での予習にも最適
  • ・ 付録「薬用量の体重換算早見表」は状況別掲載で大活躍間違いなし
  • 緊急性の高い「意識障害」の対応を押さえる

  • 救急治療分野で欠かせない、超音波検査を極めたい

  • 遭遇率の高い、誤食・中毒症例を適切に対応するには?

  • 外科手術が必要な症例の麻酔管理の詳細を解説

監修 川瀬広大
(札幌夜間動物病院)

救急は医の原点であり、夜間救急の現場だけでなく、どの病院でも必ず遭遇します。救急は一分一秒を迫られる危機的な状況であり、常に冷静で的確な判断が求められます。多くのことが同時に起こることでパニックに陥ってしまうことも少なくありません。臨床経験というのはこれらを解決する上で重要な要素になるとは思いますが、それ以上に理論に基づき系統立てた治療戦略が救急医療では求められます。身体検査から異常なサインを見抜き、緊急度を評価し、緊急性の高い鑑別疾患から順に除外し、救急医は迅速な治療により救命に繋げることができます。

本書では、臨床の第一線で活躍する経験豊富な獣医師に、遭遇しやすい救急疾患をテーマに救急対応する上で重要なことをQ&A形式で解説していただき、救急医療の考え方やエビデンスに基づいた治療戦略を学べる構成になっています。本書を通じて少しでも臨床現場で活用していただければ幸いです。

CONTENTS

・第1章 トリアージ
総論/Q&A(1~4)
川瀬広大/中村篤史
・第2章 急変発見直後の動き方
総論/Q&A(5~9)
川瀬広大/小﨑功太郎
・第3章 気管挿管・換気補助・酸素投与
総論/Q&A(10~14)
杉浦洋明
・第4章 胸部圧迫
総論/Q&A(15~18)
神津善広
・第5章 心肺蘇生中の心電図・薬剤投与
総論/Q&A(19~24)
飯村 真
・第6章 救急対応が必要な症例へのアプローチ
1)神経異常および意識障害
総論/Q&A(25~29)
川瀬広大/安部貴之
2)心電図異常
総論/Q&A(30~34)
川瀬広大/上原拓也
・第7章 血液ガス分析
総論/Q&A(35~38)
川瀬広大/塗木貴臣
・第8章 救急エコー手技
総論/Q&A(39~45)
川瀬広大
・第9章 肺水腫
総論
川瀬広大
1)犬の肺水腫
Q&A(46~50)
井口和人
2)猫の肺水腫
Q&A(51~55)
安藤崇則
・第10章 誤食・中毒
総論/Q&A(56~65)
川瀬広大/亀山健吾
・第11章 尿管閉塞
総論/Q&A(66~71)
川瀬広大/青木 大
・第12章 ワクチンアレルギー
総論/Q&A(72~76)
川瀬広大/大森啓太郎
・第13章 熱中症
総論/Q&A(77~81)
川瀬広大/上田 悠
・第14章 外科手術が必要な症例-重症例に対する麻酔管理
1)総論
概論/Q&A(82~87)
川瀬広大/遠藤雄介
2)各論麻酔前~麻酔導入戦略
①胃拡張捻転症候群
総論/Q&A(88~92)
川瀬広大/手塚 光
②腹腔内出血
総論/Q&A(93~97)
川瀬広大/落合幸介
③感染性腹膜炎
総論/Q&A(98~102)
川瀬広大/唐津健輔
④帝王切開
総論/Q&A(103~107)
川瀬広大/松方 聡
・付録
状態でみる薬用量の体重換算早見表

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