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「なぜ?」がわかる動物病院の輸液療法
《10003989》
販売価格: ¥ 14,300円(税込)
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【目次】
第1部 輸液総論
第1章 イントロダクション
第2章 輸液の基本
第3章 ナトリウム濃度異常
第2部 病態からみる輸液療法
第4章 下痢、嘔吐
本書で使われた略語一覧
第5章 急性腎不全
第6章 慢性腎臓病
第7章 慢性腎臓病の皮下輸液
第8章 肝疾患
第9章 糖尿病、膵炎
第10章 心不全、脳血管障害
第11章 ショック
第12章 術中輸液
第3部 栄養輸液
第13章 末梢からの栄養輸液
第4部 イオンバランス異常と酸塩基平衡異常の輸液療法
第14章 カリウム濃度異常
第15章 カルシウム濃度異常
第16章 リン濃度異常
第17章 クロール濃度異常
第18章 酸塩基平衡の基本
第19章 酸塩基平衡異常
ふろく
これだけは覚えておきたい! 輸液療法
さくいん
【コラム一覧】
第1部 輸液総論
第1章 イントロダクション
・「Eq」と「mol」
・重量パーセント濃度(g/L)とモル濃度(mol/L)
第2章 輸液の基本
・輸液の歴史
・自由水(free water)とは?
・体液における水のバランス
・乳酸リンゲル液と酢酸リンゲル液
・ブドウ糖液の輸液における注意点
・動物病院に常備しておくべき輸液製剤
・輸液中の尿のモニタリング
・水中毒とは?
・体液欠乏量の算出
第3章 ナトリウム濃度異常
・張度とは?
・医原性の低ナトリウム血症
・浸透圧ギャップに注意
・運動中の水の飲みすぎと低ナトリウム血症
・低ナトリウム血症の原因と分類
・細胞内浸透圧物質とは?
・3% NaCl溶液の作り方
・低ナトリウム血症の診断と治療手順
・原発性寡飲症による高ナトリウム血症
・アルドステロン
・グルコースやマンニトールを投与すると
・犬や猫の高ナトリウム血症の原因
・脱水型高ナトリウム血症に乳酸リンゲル液を使用できる?
第2部 病態からみる輸液療法
第4章 下痢、嘔吐
・5%ブドウ糖加乳酸リンゲル液とは?
・脱水と低カリウム血症がみられる下痢に対する輸液
・下痢に対する輸液療法のポイント
第5章 急性腎不全
・急性腎不全(ARF)へのアプローチ
・急性腎不全における輸液製剤の選択
・高カリウム血症における5%ブドウ糖加乳酸リンゲル液
・乏無尿期の輸液療法の注意
・腹膜透析液の調整方法
・急性腎不全(ARF)に対する輸液療法
第6章 慢性腎臓病
・慢性腎臓病に関わる用語の確認
・腎障害とは?
第7章 慢性腎臓病の皮下輸液
・ヒトの皮下輸液
・皮下投与された輸液製剤の動態
・輸液製剤の吸収速度と刺激性
・過剰な皮下輸液には要注意
・皮下輸液の具体的な実施方法
・皮下輸液は家族がやりやすい方法で
第8章 肝疾患
・重度の肝不全の場合
・急性肝不全に対する輸液療法のポイント
・慢性肝不全における輸液療法以外の対処
第9章 糖尿病、膵炎
・治療対象ではない低ナトリウム血症
・ブドウ糖液の投与時の注意
・糖尿病に対する輸液療法のポイント
・膵炎の際の血漿輸血
第10章 心不全、脳血管障害
・高浸透圧薬剤の投与方法
第11章 ショック
・高張食塩液(7% NaCl)の調整方法
・ショックにおける重炭酸ナトリウム(NaHCO₃)の投与
・ショックの輸液療法
・ショックと代謝性アシドーシス
第12章 術中輸液
・サードスペース
・術中輸液に用いる乳酸リンゲル液と
・5%ブドウ糖加乳酸リンゲル液の比較・検討
・術中輸液のモニタリング
第3部 栄養輸液
第13章 末梢からの栄養輸液
・獣医学領域における栄養輸液
・脂肪製剤の投与
・栄養輸液の基本的な組み立て方
・TPN(完全静脈栄養)の実際
・犬の末梢静脈栄養の具体的な投与法
第4部 イオンバランス異常と酸塩基平衡異常の輸液療法
第14章 カリウム濃度異常
・カリウムの排泄に関わるホルモン
・カリウムの喪失「量」に注意
・低カリウム血症の治療
・高カリウム血症の診断と治療手順
第15章 カルシウム濃度異常
・高カルシウム血症の治療
・ステロイド薬の投与前に、リンパ腫の除外を
・低カルシウム血症の治療
第16章 リン濃度異常
・高リン血症の治療
・リン製剤の投与方法
・低リン血症の治療
第17章 クロール濃度異常
・クロール濃度異常の治療
・酸塩基平衡とアニオンギャップ(AG)
第18章 酸塩基平衡の基本
・酸、塩基とは?
・緩衝物質とは?
・ベースエクセス(BE)が呼吸性代謝性障害では変化しないワケ
・酸塩基平衡におけるStewartアプローチ
・アニオンギャップ(anion gap:AG)とは?
第19章 酸塩基平衡異常
・pHの調整と酸・塩基
・輸液療法と酸塩基平衡異常
・ベースエクセス(BE)の基礎の基礎
・代謝性アシドーシスの治療
・糖尿病性ケトアシドーシスの場合は注意
・重炭酸ナトリウム(NaHCO3)の投与量、投与方法
・長期間の高二酸化炭素血症の治療には注意
・呼吸性アルカローシスにおける代償
・酸塩基平衡異常と代償
編著:織間博光(日本獣医生命科学大学名誉教授)
著:長江秀之(ナガエ動物病院 院長、日本臨床獣医学フォーラム(JBVP)副会長
仕様:A4/並製/188頁
ISBN:978-4-86671-026-6
発刊日:2018年9月21日