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図版で理解する 犬と猫の麻酔・疼痛管理ハンドブック

著・監修 : Jeff C. Ko (Purdue University)
監 訳 : 北尾貴史 (動物メディカルセンター・大阪)
B5判/上製/約302頁/オールカラー

何千もの麻酔成功例と薬学・生理学・病理学的事実などを体系化し、その技術・知識の全てを詰め込んだ価値のある1冊です。
臨床現場での簡潔で迅速なリファレンスガイドになります。
全ての獣医師・動物看護師・獣医学を学ぶ学生に手に取ってほしい必読書です。

獣医麻酔のスペシャリストに聞く!臨床現場での活用法

伊丹 貴晴先生

酪農学園大学 獣医学群 獣医学類 嘱託助手
附属動物医療センター(麻酔・集中治療科を担当)

まず、この本を手に取って中身をみていただきたい。麻酔や疼痛管理の内容を扱う本は多いが、この本ほどカラーの写真や図表を多く取り入れているものは見たことがない。写真や図表から得られる情報量は非常に多く、文章だけでは理解できない行間の情報を補填してくれる。また、他の成書では各麻酔薬のメリット・デメリットの記載はみられるが、臨床では単剤で麻酔管理することはむしろ少ない。
本書籍は、臨床で汎用される薬剤の組み合わせによる相互作用だけでなく、そのメリット・デメリットも詳細に記載されている。これは、日本を含め世界各国で多くの講演やセミナーを行っている著者のDr. Koが、多くの先生方から普段の麻酔管理で起こり得る疑問点の相談や質問を受け、それに答えてきた実績があるからこそ、痒いところに手が届く内容に仕上がったのであろうと推測する。

この本には、麻酔と疼痛管理の生理学や薬理学といった総論的な位置付けだけの内容でなく、先生方の日々の臨床に即時応用可能なアイデアやコツを含めた各論的な内容が豊富に盛り込まれており、私も吸収したい知識がたくさんあった。ぜひ、先生方にもお読みいただき、Dr. Koの麻酔と疼痛管理の知識を共有していただきたい。

薬物投与量および
麻酔プロトコールを
表形式でわかりやすく解説!

適切な麻酔薬の選択とその用量および、さまざまな麻酔技術についての知識が身につく内容が満載です。

豊富な写真や
イラスト、図により
実践的なヒントを得られる!

麻酔器や麻酔薬、麻酔技術に関して、各種図版で見てすぐに正確で実用的な情報が理解できます。

麻酔をためらうような特定疾患に
対する麻酔薬の配慮を
疾患ごとに順を追って解説!

個別の手術手技を実施するにあたっての意思決定のための指針となります。

CONTENTS
第 1 章 吸入麻酔器
第 2 章 麻酔前投薬:薬物と薬用量
第 3 章 静脈内投与の方法と静脈麻酔薬
第 4 章 吸入麻酔薬
第 5 章 麻酔のモニタリングと管理
第 6 章 輸液療法
第 7 章 麻酔事故と心肺蘇生
第 8 章 呼吸管理と人工呼吸
第 9 章 犬と猫における注射鎮静薬と鎮痛麻酔薬の併用
第 10 章 疾患別の麻酔法の検討
第 11 章 局所麻酔薬と局所麻酔法
第 12 章 急性疼痛管理
第 13 章 変形性関節症と神経因性疼痛の慢性疼痛管理
第 14 章 がん性疼痛の管理
第 15 章 多症例/高度不妊手術プログラムで用いる麻酔法
第 16 章 安楽死
● 麻酔前投薬について、投与経路、薬用量、それぞれの薬物の単独使用法や併用法を写真とともに詳しく解説。知識の再確認にも役立ちます!
● 健康な動物に麻酔を実施する際の情報を紹介!
● 病気や衰弱した動物に麻酔を実施する際の対応法を解説!
● 押さえておきたい、安全に麻酔をかけるためのテクニックも詳細に解説!

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