全3巻で執筆者131名監修者49名!愛玩動物看護師と獣医師の力が集結!
チーム力をつけたい動物病院 必携!
臨床現場で活躍する愛玩動物看護師の目線でつくりました
チーム動物医療の実践に欠かせない動物看護の指針となるシリーズ書籍です
- 日本唯一の動物看護専門誌が生み出した初めての「標準動物看護」をめざす書籍
- EDUWARD Press の看板書籍「治療ガイド~私はこうしている~」シリーズの愛玩動物看護師版として、多くの動物病院で実践している動物看護が把握できる、これまでにない書籍です。
- 獣医師の目線×動物看護を実践する上で大切な目線
- 症候/疾患ごとに、さまざまな動物病院に所属する多くの現職の愛玩動物看護師・獣医師に執筆いただきました。さらに執筆者とは別施設の獣医師に監修を依頼し、方法や対応に偏りがないよう配慮しています。
- 誰もが“一定水準の動物看護の提供ができる”ことを目指して
- 臨床経験が浅い方や臨床現場でよりよい動物看護を提供したいと考えているすべての方に必要な知識がわかりやすくまとめられています。
- 他院の動物看護の実践方法がわかるので、動物看護計画の立案に役立つ!
- 同様の処置や動物看護の手技でも施設によって方法が異なることがあります。今日より明日がよりよい動物看護となるように、よいところをどんどん取り入れてください!
第3巻は2024年9月1日発刊!
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編集委員:左向敏紀 上野弘道 宮田拓馬 小野沢栄里 新谷政人 三橋有紗ご注文はこちら
仕様 A4判、並製、448頁、オールカラー
価格 23,100円(税込)
ISBN 978-4-86671-222-2
チーム力をつけたい動物病院必携シリーズ 全3巻がついに完結!
CONTENTS
- 第1章 管理が重要な命にかかわる症候/疾患の動物看護
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1. 咳①「ガーガーという呼吸音が聞こえる」/気管虚脱
執筆:五家めいみ、有藤翔平 監修:米澤 覚
2. 咳②「咳をしている」/僧帽弁閉鎖不全症
執筆:池田正子、住吉義和 監修:菅野信之
3. 多飲多尿①「飲水・排尿の量と回数がいつもより多い」/慢性腎臓病
執筆:並木久美、和田あずさ 監修:青木 大
4. 多飲多尿②「排尿が我慢できない」/副腎皮質機能亢進症
執筆:茂手木琴美、山内真澄 監修:左向敏紀
5. 腫瘍①「乳腺にできものがある」/乳腺腫瘍
執筆:根岸真由、南 智彦 監修:今井理衣
6. 腫瘍②「首の付け根にしこりがある」/甲状腺腫瘍
執筆:宮浦百合子、小山田和央、奥 朋哉 監修:林宝謙治
7. 腫瘍③「皮膚にできもの(かさぶた)がある」/猫の扁平上皮癌
執筆:西岡あかね、今野 樹、松山富貴子、小林哲也 監修:呰上大吾
- 第2章 飼い主支援が重要な症候/疾患の動物看護
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1. くしゃみ・鼻水「くしゃみ・鼻水が出ている」/慢性鼻炎・慢性副鼻腔炎
執筆:稲葉里紗、稲葉健一 監修:藤原亜紀
2. 歯石沈着「歯石が溜まっている」/歯周病
執筆:新谷政人、大池美和子 監修:樋口翔太
3. 下痢①「下痢が続いている」/蛋白漏出性腸症
執筆:横田優里、岡﨑誠治 監修:石岡克己
4. 下痢②「下痢が続いている」/ 膵外分泌不全症
執筆:阿片俊介、榎園昌之 監修:坂井 学
5. 後肢跛行「後ろ肢をかばっている」/股関節形成不全
執筆:杉山菜苗、井口青空 監修:木村太郎
6. 後肢麻痺「歩くことができない」/胸腰部椎間板ヘルニア
執筆:齋藤直子、佐藤史恵、内山莉花 監修:小林 聡
7. 瘙痒①「痒がっている」/マラセチア皮膚炎
執筆:若山由紀子、飯田惇一 監修:横井愼一
8. 瘙痒②「痒がっている」/皮膚糸状菌症
執筆:生野佐織、横井達矢 監修:左向敏紀
9. 瘙痒③「痒がっている」/犬アトピー性皮膚炎
執筆:中屋咲紀、飯谷花奈 監修:島田健一郎
10. 紅斑「皮膚に赤い斑点がある」/膿皮症
執筆:米川奈穂子、平野翔子 監修:柴田久美子
11. 充血「白眼が赤い、眼ヤニがでている」/乾性角結膜炎(ドライアイ)
執筆:中井江梨子、小林一郎 監修:余戸拓也
12. 眼球白濁「黒眼が白い」/白内障
執筆:八木友里、仁藤稔久 監修:辻田裕規
- 第3章 各症候/疾患の理解に必要な動物看護技術
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1. 抗がん薬の取り扱いと飼い主支援
執筆:小野沢栄里、吉田佳倫 監修:杉山大樹
2. 在宅医療におけるターミナルケア
執筆:佐々木優斗、江本宏平 監修:藤井康一
3. 動物医療グリーフケア
執筆:金井優佳、上境依理子 監修:阿部美奈子
4. エンゼルケア
執筆:伊佐美登里、小堀昌弘 監修:宮下ひろこ
編集委員からのメッセージ
本シリーズは、種々の症状や疾患に対する一定水準の動物看護の提供が実践できるように標準動物看護をめざした書籍です。類似の事例が来院したときや、電話がかかってきたときに役立てていただくだけでなく、事前に読んでイメージトレーニングを行う材料としていただきたいと思います。編集委員全員で全員の読み合わせを行いましたが、愛玩動物看護師および愛玩動物看護師を目指す方々にとって、大変勉強になる多くの内容が書かれているとの感想で一致しました。このため本来は愛玩動物看護師1人1冊を手元に置いておくのがベストかと思いますが、ぜひとも、一動物病院や一教育機関に1冊は置いていただきたい書籍です。
編集委員代表 左向敏紀
第2巻は2024年4月1日発刊!
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仕様 A4判、並製、416頁、フルカラーご注文はこちら
価格 23,100円(税込)
ISBN 978-4-86671-199-7
CONTENTS
- 序章
- 飼い主とのコミュニケーションで大切なこと
- 第1章 見落としやすい症候/疾患の動物看護
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1. 元気喪失「なんだか元気がない」/甲状腺機能低下症
執筆:岩田礼奈、野村 咲 監修:西飯直仁
2. 下痢「子犬・子猫の下痢」/内部寄生虫感染症
執筆:新谷政人、山口真理 監修:左向敏紀
3. 元気消失「痩せてきて元気がない」/ 犬糸状虫症(フィラリア症)
執筆:碓氷真依、新里愛夏、富田 翔 監修:池原秀壱
4. 斜頸「首が傾いている」/中耳炎
執筆:賴 育実、平野翔子 監修:江角真梨子
5. 充血「眼が赤い」/緑内障
執筆:中井江梨子、小林一郎 監修:寺門邦彦
6. 出血「口から血がでている」/犬の口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)
執筆:中村迪香、谷 浩由輝 監修:呰上大吾
7. 腫脹「体表に触ると分かるできものがある」/犬の肥満細胞腫
執筆:杉原思穂、濱本裕仁 監修:呰上大吾
- 第2章 注意が必要な症候/疾患の動物看護
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1. 削痩「最近痩せてきた」(猫)/猫の甲状腺機能亢進症
執筆:板倉未奈、本間梨絵 監修:左向敏紀
2. 呼吸困難「急に呼吸が苦しそう」/犬の喉頭麻痺
執筆:佐藤綾香、有藤翔平 監修:小島龍成
3. くしゃみ・鼻水「食後や飲水時にくしゃみや鼻水がでる」/二次口蓋裂
執筆:髙﨑麻理子、宮﨑悠太 監修:有藤翔平
4. くしゃみ・鼻血「くしゃみをしたら鼻血がでた」/鼻腔内腫瘍
執筆:小川賢太郎、正岡久典 監修:木村真治
5. 嘔吐「吐いている」/膵炎
執筆:赤池あゆみ、岡部亜弥美 監修:左向敏紀
6. 便秘「便がでていない気がする」/会陰ヘルニア
執筆:秋元沙耶、嶋田竜一 監修:上野弘道
7. 頻尿「尿が近く粗相してしまう」/膀胱炎
執筆:遠藤咲絵、小幡静香 監修:宮田拓馬
STEP UP! 膀胱穿刺と合併症の注意点
8. 跛行「肢が地面に着かないように歩いている」/前十字靭帯断裂
執筆:亀井 優、瀬尾和馬 監修:小林 聡
9. 瘙痒「頭を振る、耳を痒がる」/外耳炎
執筆:賴 育実、平野翔子 監修:森 啓太
- 第3章 各症候/疾患の理解に必要な動物看護技術
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1. 身体検査
執筆:三橋有紗、川西 歩 監修:森 昭博
2. 投薬
執筆:山本寿実、千田昭史 監修:小沼 守
3. 経腸栄養法/胃瘻チューブの管理
執筆:髙﨑麻里子、宮﨑悠太 監修:左向敏紀
4. カテーテル採尿
執筆:遠藤咲絵、小幡静香 監修:宮田拓馬
5. 採血
執筆:佐伯香織 監修:宮田拓馬
6. 痛みの評価
執筆:台丸谷希美、佐野忠士 監修:神田鉄平
7. リハビリテーション
執筆:青山真里亜、向峠一志 監修:宮田拓馬
付録
典型的な症状に対する見落としがちな疾患のフローチャート
執筆:小野沢栄里、宮田拓馬 監修:左向敏紀
索引
第1巻は2023年9月15日発刊!
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仕様 A4判、並製、648頁、フルカラーご注文はこちら
価格 26,400円(税込)
ISBN 978-4-86671-198-0
図解 動物看護の流れ
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症候 / 疾患別の動物看護を理解するために
具体的な事例を見やすくわかりやすくまとめました。 -
動物看護介入の観察や
ケアのポイントが明確治療中は愛玩動物看護師による観察と動物看護ケアが非常に重要です。
動物看護を行う際に注目すべきポイントとケアの注意点が解説されています。 -
手技は動画でよくわかる
1章2章の動物看護ケアを理解する上で重要な、
関連する動物看護技術を写真や
動画でビジュアル的にわかりやすく解説しています。 -
さらにステップアップ事例として、Case1 とは主訴が異なるCase2を紹介。
Case1 と比較しながら対応を考えていくことで、
愛玩動物看護師としてより柔軟な思考力と行動力を
身に付けることを目指します。
発刊に寄せて
編集 左向 敏紀、上野 弘道、宮田 拓馬、小野沢 栄里、新谷 政人、三橋 有紗
愛玩動物看護師法が制定されたことを受け、新たな時代の「愛玩動物看護師」がどのように成長していけばよいか、一定水準の愛玩動物看護師の仕事と役割を目指して、院内業務を見直す一助となるように、この「犬と猫の臨床動物看護ガイド」が誕生しました。
本書は、「動物看護師目線から目標をつくりまとめていく」「見落とさない」「見逃さない」ための知識と行動、「聞く力」「伝達力」の向上などの目標を掲げ、“動物看護師”が主役として執筆を担い、獣医師がサポートする形で各記事を作成し、さらに他の病院や各分野の専門の先生方に監修をしていただく形式をとり、動物看護の一連の流れが理解しやすいつくりにしています。
愛玩動物看護師および愛玩動物看護師を目指す方々にとって、大変勉強になる多くの内容が書かれていますので、ぜひとも、各動物病院や教育機関に一冊は置いていただきたい書籍です。動物たちとそれを取りまく家庭・環境がよりよいものになることに本書が役立てば幸いです。(序文より一部抜粋)